上映作品
ミニマルな映画づくりで腕を磨く
ワンピース!新旧バトル
「仕事のないときにも映画のセンスを磨く習作を続けたい」
この切なる希求が「ワンピース」のアイデアをもたらした。
始めたのは、鈴木卓爾監督と矢口史靖監督。
ルールは、カメラは固定、編集なしアフレコなし。
そして生まれた驚くほど高度な短編映画たちを堪能する2プログラム。
矢口史靖+鈴木卓爾「ワンピース」DVD box発売記念企画
9月24日[日] 14:30~
『ワンピース・インターナショナル・クラシックス』
[1994-2014年/日本/カラー/合計約80分] *英語字幕付き/with English subtitle
監督:矢口史靖、鈴木卓爾全63作品にのぼる「ワンピース」から、矢口&鈴木両監督のセレクトした13作品に英語字幕を入れ、国際映画祭で紹介するプロジェクトが発進!
いちはやく日本で体験できるベストセレクト集。初体験者はまずここから!!上映作品
◎矢口史靖監督作品
『春のバカ。』(1998年/6分55秒) 『暗室』(1994年/2分20秒) 『猫田さん』(1996年/5分30秒) 『いま、迎えにいきます』(2010年/5分38秒) 『豚に真珠ハイパー』(2010年/6分45秒) 『カメレオンマン』(2014年/4分32秒) 『遺言』(2014年/5分09秒)◎鈴木卓爾監督作品
『傘男』(1994年/2分41秒) 『演出×出演』(1997年/5分03秒) 『サウンド・オブ・中学教師』(1998年/7分21秒) 『ケーキを食べたのは誰?』(2007年/7分30秒) 『鈴の音』(2011年/5分38秒) 『計測少女百合1号』(2012年/11分31秒)監督紹介
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矢口史靖Shinobu Yaguchi
1967年、神奈川県出身。90年に『雨女』でPFFグランプリを受賞、続くPFFスカラシップ作品『裸足のピクニック』(93年)でデビュー。主な作品に『ウォーターボーイズ』(01年)、『サバイバルファミリー』(17年)など。
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鈴木卓爾Takuji Suzuki
1967年生まれ。静岡県出身。88年に『にじ』がPFFアワードで審査員特別賞を受賞。主な作品に『私は猫ストーカー』(09年)、『ゲゲゲの女房』(10年)、『ジョギング渡り鳥』(15年)など。俳優としても数々の作品に出演。
撮影:堀田弘明
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9月24日[日] 17:30~
『ワンピース・チャレンジ!』
『The River Squawk』[5分54秒]
監督:黒川幸則/脚本:山形育弘/台詞:山形育弘+横道史織/撮影:村上拓也
出演:東 楓花、石橋玲美、大川紗梨、小林梨花子、佐伯美波、中野美雪、中村日香莉、中村桃子、中山礼雄、宮崎晋太朗、横道史織、吉田 葵、ローラ
『8月のアチェでアリさんと話す』[8分59秒]
監督・撮影:深田晃司/録音:Keefar
出演:エム・アリ・ウビッ、ナスリア、ファラ・アルフィナ、亀山恵理子(聴き手)
『悪い虫』[7分24秒]
監督・撮影:吉田光希/スタッフ:角田康司、中西竜太、金子かおり
出演:齊木遥香、郭 智博、篠原 篤
『あさっぱら』[8分35秒]
監督・脚本:今泉力哉/撮影・録音:宮本杜朗
出演:7A、今泉力哉
『大航海時代』[4分08秒]
監督:松野 泉
出演:龍見良葉、上野伸弥、野里佳忍、土手理恵子、日永貴子、斗内秀和、鶴岡由貴
『2067年、東京』[4分07秒]
監督:三宅 唱
出演:北堀あすみ、村岡由佳子、津田和俊、石川琢也、山崎隆正、三宅 唱
『あんずちゃん』[7分23秒]
監督・脚本:井坂優介/撮影・照明:馬渕翔馬/メイク・美術:田部井美穂/制作:さとうれお、マス タカトラ
出演:水原雅、井坂優介、泉水美和子、さとうれお、マス タカトラ一見簡単そうなんですワンピース。ちょっと挑戦、いかがでしょう?集った顔ぶれの豪華さに驚きます。お披露目に向けて只今製作中。上映後には「ワンピース」創始者の矢口監督&鈴木監督と、挑戦監督たちのにぎやかなトークを展開します。
「ワンピース・チャレンジ」の前の上映プログラム「ワンピース・インターナショナル・クラシックス」を鑑賞すると、より一層このチャレンジの面白さ、スリルが満喫できるので、是非あわせて楽しんで!監督紹介
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黒川幸則Yukinori Kurokawa
1970年、三重県生まれ。大学卒業後、映画の現場に入り、97年にピンク映画『淫乱生保の女』でデビュー。今西守名義で脚本も多数手がける。16年、『ヴィレッジ・オン・ザ・ヴィレッジ』が劇場公開され話題となった。
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深田晃司Koji Fukada
1980年、東京都生まれ。05年から平田オリザ主宰の劇団「青年団」の演出部に所属。16年、『淵に立つ』でカンヌ国際映画祭ある視点部門で審査員賞を受賞。主な作品に『歓待』(10年)、『ほとりの朔子』(13年)など。最新作は『海を駆ける』(18年公開予定)。
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吉田光希Koki Yoshida
1980年、東京都生まれ。11年、PFFスカラシップ作品『家族X』で劇場デビューし、多くの海外映画祭で上映され注目を集める。本年のベルリン国際映画祭正式出品作『三つの光』が、9月16日よりK's cinema他、全国順次公開。
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今泉力哉Rikiya Imaizumi
1981年、福島県生まれ。10年『たまの映画』でデビュー。13年に『こっぴどい猫』でトランシルヴァニア国際映画祭最優秀監督賞受賞。主な作品に『サッドティー』(13年)、『退屈な日々にさようならを』(16年)など。
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松野 泉Izumi Matsuno
1982年、京都府生まれ。08年、『GHOST OF YESTERDAY』が「PFFアワード2008」審査員特別賞、企画賞を受賞。最新作『さよならも出来ない』が第17回TAMA NEW WAVEにてグランプリを獲得し、9月9日よりK's cinemaにて公開。
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三宅 唱Sho Miyake
1984年、北海道生まれ。12年、デビュー作『Playback』がロカルノ国際映画祭に選出。主な作品に『THE COCKPIT』(14年)、『密使と番人』(17年)など。佐藤泰志原作『きみの鳥はうたえる』が18年公開予定。
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井坂優介Yusuke Isaka
1988年、茨城県生まれ。立教大学現代心理学部映像身体学科を卒業後、アニメ制作会社に勤務。初監督作品『幽霊アイドルこはる』がPFFアワード2015に入選。主な作品に『奈落にて君を待つ』(16年)、『千のひとつまえ』(17年)など。
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