上映作品

• 監督紹介

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    ジャン＝ピエール・メルヴィルJean-Pierre Melville

    1917年、パリ生まれ。タランティーノやジョニー・トーが愛したヌーヴェル・ヴァーグの先駆者であり、生涯インディペンデントな製作体制を貫いた映画作家。13本の長編映画を残し惜しまれながら55歳でこの世を去った。

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  9月23日[土] 11：00～ ／ 27日[水] 18：15～

  『ギャング』

  [1966年/フランス/モノクロ/150分] ※35mmフィルムで上映。
  監督・脚色：ジャン＝ピエール・メルヴィル／脚色：ジョゼ・ジョヴァンニ／撮影：マルセル・コンブ／音楽：ベルナール・ジェラール
  出演：リノ・ヴァンチュラ、ポール・ムーリッス、レイモン・ペルグラン、クリスティーヌ・ファブレガ、ポール・フランクール

  日本未DVD化。ギャング社会の名誉に命を懸けるリノ・ヴァンチュラ演ずるギュを罠にはめるパリ警察のブロ警部。ギャングとポリスのだましあいはメルヴィル映画の真骨頂。非情でクールな描写が輝く伝説の傑作が遂に！

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  9月16日[土] 16：30～

  『海の沈黙』

  [1947年/フランス/モノクロ/86分]
  監督・脚本：ジャン＝ピエール・メルヴィル／原作：ジャン・ヴェルコール／製作総指揮：マルセル・カルティ／製作：ピエール・ブロンベルジェ／撮影：アンリ・ドカ
  出演：ハワード・ヴェルノン、ニコル・ステファーヌ、ジャン=マリ・ロバン

  衝撃のデヴュー作。映像の力を信じるその勇気と誇り。レジスタンス小説を自主で映画化。提供を渋る原作者に「完成作が気に入らなければ廃棄する」と宣言して実現し大ヒット。

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  9月17日[日] 17：15～

  『いぬ』

  [1962年/フランス/モノクロ/108分]
  監督・脚色：ジャン＝ピエール・メルヴィル／原作：ピエール・ルズー／撮影：ニコラ・エイエ／音楽：ポール・ミスラキ
  出演：ジャン=ポール・ベルモンド、セルジュ・レジアニ、ジャン・ドサイ、ミシェル・ピッコリ、モニーク・エネシー

  「どちらかに決めなければならない…。死ぬか…それとも嘘をつくか」孤高に孤独に死んでいく男を描くと世界一。それがメルヴィル。帽子とコートと銃。そしてベルモント！

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  9月23日[土] 14：00～

  『影の軍隊』

  [1969年/フランス/カラー/140分]
  監督・脚色：ジャン＝ピエール・メルヴィル／原作：ジョゼフ・ケッセル／製作：ジャック・ドルフマン／撮影：ピエール・ロム／美術：テオバール・ムーリッス
  出演：リノ・ヴァンチュラ、ポール・ムーリッス、ジャン=ピエール・カッセル、シモーヌ・シニョレ、クリスチャン・バルビエ

  ドイツ占領下のフランス。その時代の複雑さを伝える屈指の大作であり傑作。レジスタンスの鉄の掟。誰もが寡黙に己の使命に命を懸け、北野武への影響をしみじみ感じる一作。

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  9月23日[土] 17：00～

  『仁義』

  [1970年/フランス/カラー/140分]
  監督・脚本：ジャン＝ピエール・メルヴィル／製作：ロベール・ドルフマン／撮影：アンリ・ドカエ／音楽：ミシェル・ルグラン
  出演：アラン・ドロン、アンドレ・ブールヴィル、イヴ・モンタン、フランソワ・ペリエ、ジャン・マリア・ヴォロンテ

  警察と犯罪者が並列。メルヴィルの映画に善悪はない。そこには美学があるのみ。宝石を巡る出会ってはならなかった男たち。裏切りと嘘と誠。ドロンがモンタンが泣かせる代表作。