最終審査員
グランプリ、準グランプリ、審査員特別賞を決定する最終審査員は5名。映画監督を含むクリエイターで構成され、毎年違う顔ぶれです。賞は数時間にわたる討議の末に決定し、映画祭最終日を飾る表彰式で発表されます。
※敬称略
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撮影監督
渡部 眞Makoto Watanabe
1953年生まれ。東京都出身。
81年、『の・ようなもの』(森田芳光監督)で劇映画カメラマンデビュー。American Film Institute(AFI)在学中にロジャー・コーマンからアメリカ映画の精神を教わる。長崎俊一監督、石井岳龍監督、大森一樹監督、万田邦敏監督作品に参加。主な作品は『誘惑者』(89年)、『らせん』(98年)、『五条霊戦記 GOJOE』(00年)、『恋に唄えば♪』(02年)、『接吻』(08年)、『西の魔女が死んだ』(08年)、『Soul Red 松田優作』(09年)など。現在、名古屋学芸大学メディア造形学部教授。 -
映画監督
李 相日Sang-il Lee
1974年生まれ。新潟県出身。
00年、日本映画学校の卒業制作『青~chong~』が、「PFFアワード」史上初のグランプリ含む4冠を獲得。続くPFFスカラシップ作品『BORDER LINE』で新藤兼人賞金賞を受賞し、村上龍原作・宮藤官九郎脚本『69 sixty nine』(04年)の監督に大抜擢。06年公開の『フラガール』では、日本アカデミー賞最優秀作品賞および文化庁芸術選奨新人賞受賞。芥川賞作家・吉田修一とタッグを組んだ『悪人』(10年)、『怒り』(16年)は国内外で反響を呼び、映画賞を総なめにした。 -
映画プロデューサー
永井拓郎Takuro Nagai
1977年生まれ。石川県出身。
『ビルと動物園』(08年/齋藤 孝監督)でプロデューサーデビュー。以後、『ひゃくはち』(08年/森 義隆監督)、『ぼくたちの家族』(14年/石井裕也監督)、『オケ老人!』(16年/細川 徹監督)など話題作をプロデュース。16年、松山ケンイチが驚異的な役作りで魅せた『聖の青春』(森 義隆監督)は、日本アカデミー賞優秀主演男優賞を獲得。最新作『ポンチョに夜明けの風はらませて』(廣原 暁監督)は、10月28日より公開。現在、㈱RIKIプロジェクトの代表取締役を務める。 -
女優/モデル
市川実日子Mikako Ichikawa
1978年生まれ。東京都出身。
00年、PFFスカラシップ作品『タイムレスメロディ』(奥原浩志監督)で長編映画デビュー。初主演作『blue』(03年/安藤 尋監督) にて、モスクワ国際映画祭最優秀女優賞に輝く。以後、荻上直子監督作『めがね』(07年)『レンタネコ』(12年)などに出演。16年、『シン・ゴジラ』(庵野秀明・樋口真嗣監督)で毎日映画コンクール女優助演賞を獲得。本年の出演作は『三度目の殺人』(是枝裕和監督)、『ナラタージュ』(行定 勲監督)、『DESTINY 鎌倉ものがたり』(山崎 貴監督)など。 -
映画監督
横浜聡子Satoko Yokohama
1978生まれ。青森県出身。
02年、映画美学校で学ぶ 。卒業制作の短編『ちえみちゃんとこっくんぱっちょ』が06年CO2オープンコンペ部門最優秀賞受賞。その助成金をもとに初長編『ジャーマン+雨』を自主制作。同作は自主制作映画としては異例の全国劇場公開となり、07年度日本映画監督協会新人賞に輝く。08年『ウルトラミラクルラブストーリー』を監督。主演の松山ケンイチが第64回毎日映画コンクール男優主演賞を獲得したほか、トロント国際映画祭など多くの海外映画祭にて上映された。 16年『俳優 亀岡拓次』が公開。