「映画の未来へ~早稲田大学が切り開く新時代の映画作り~」
早稲田大学国際情報通信研究センターでは若手映像作家の育成を目指すとともに、日本映画の未来につながる日本独自のデジタル映画制作システムの構築にも取り組んでいます。その試みでは、撮影所、ポストプロダクション、現像所などの設備や技術を効果的に結びつけることで、費用や労力、時間といったコストを抑えるという、画期的なデジタル映画制作システムの構築に挑戦。結果として大きな成果を収めています。
研究センターを中心に、東宝、イマジカ、東京現像所、ソニーPCL、白組などがネットワークでつながり、ケースによってはNHKやフジテレビジョンなどとも連携。日本独自のネットワークを利用した映像制作システムを構築し、それが実際に公開映画やテレビ映像に数多く応用されています。
【主に携わった作品】
- テレビドラマ:
- 『黒部の太陽』『のだめカンタービレ 最終章 特別編』
- 映画:
- 『私は貝になりたい』『ザ・マジックアワー』『隠し砦の三悪人』『死刑台のエレベーター』『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』『ステキな金縛り』
研究センターを中心に、東宝、イマジカ、東京現像所、ソニーPCL、白組などがネットワークでつながり、ケースによってはNHKやフジテレビジョンなどとも連携。日本独自のネットワークを利用した映像制作システムを構築し、それが実際に公開映画やテレビ映像に数多く応用されています。
例)映画『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』では撮影場所のタイと芸術科学センターをIPネットワークで結び、その後、タイから送れてきたデータを芸術科学センターで編集合成、ネットワークの高速回線を利用してそのデータを今度は東宝のスタジオへ。東宝でオフライン調整し直されたデータをサイド、科学センターに転送と、本編集と音楽録音を同時に行うことに成功した。また、来年公開予定の『のぼうの城』でも同様のネットワークを利用した映像制作がされている。
実写やコンピューターグラフィックスを使っての特殊映像合成の制作も常に追求しています。
【主に携わった作品】
- テレビドラマ:
- 『のだめカンタービレ 最終楽章 特別編』『MM9』
- 映画:
- 『ランウェイ☆ビート』『アンダルシア 女神の報復』『ステキな金縛り』
『kingyo』
フィルムコミッション、地場産業などの協力をもとに、大学院生と市民と一体となっての映画制作が行われ、多くの作品が生まれています。また、その作品が様々な国際映画祭に正式招待され、入選も果たしています。
【主な作品】
- 映画:
- 『kingyo』(第66回ヴェネチィア国際映画祭正式招待)
『The Tiger Factory』(東京国際映画祭2010、プサン国際映画祭2010、バンクーバー国際映画祭2010正式招待)
『Inhalation』(東京国際映画祭2010、プサン国際映画祭2010正式招待)
『天道虫の涙』(第23回シンガポール国際映画祭正式招待)
『死んだ外人』(第14回プチョン国際ファンタスティック映画祭正式招待)