第35回PFFぴあフィルムフェスティバル

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上映作品

招待作品部門

名古屋特別企画「濱口竜介特集」

東京で、関西で、特集の相次ぐ濱口竜介監督作品。東京芸大大学院の卒業制作ながら一躍世界の注目を集めた『PASSION』、4時間15分に及ぶ『親密さ』、PFF東京会場を沸かせた『不気味なものの肌に触れる』の3作品を名古屋開催の特別プログラムとして上映します。公開予定の少ない幻の作品群をこのチャンスに是非!

ふと気付くと愛について考えている4時間15分の至福

『親密さ』

[2012年/255分(途中休憩あり)/HD/カラー]
製作:ENBUゼミナール/監督・脚本:濱口竜介/撮影:北川喜雄/編集:鈴木 宏/整音:黄永昌/劇中歌:岡本英之
出演:平野 鈴、佐藤 亮、伊藤綾子、田山幹雄
⇒予告編映像を観る

間近に迫った新作舞台の演出を共同で行うことになった令子と良平。だが、脚本の問題、役者の問題、そして社会全体を覆う政治情勢の危機のために、劇の仕上げは遅々として進まない。作業の遅れは、恋人同士でもある令子と良平の日常生活にも影を落としていく。そして迎えた公演本番……。

舞台の制作過程をフィクションとして描いた前半と、実際に行われた公演の記録としての後半部という組み合わせは、単なるメディアミックス的な戦略でもなければ、フィクションとドキュメンタリーを巡る不毛な議論とも関係がない。ここで問われているのは、タイトルがそのまま示す通り、人と人との間の距離や位置関係、そこに生まれる感情、そしてその間を取り持つ言葉の存在だ。私たちは、共に生きていくために誰かを変えたり、誰かのために変わったりすることができるのか?出会い、別れ、再び巡り会う人々が描き出す軌跡が、あまりにも美しい。

Profile

濱口竜介 Ryusuke Hamaguchi

1978年生まれ。神奈川県出身。
東京芸術大学大学院映像研究科の修了制作『PASSION』(08年)がサン・セバスチャン国際映画祭や東京フィルメックスから高い評価を得る。その後も『THE DEPTHS』(10年)、『なみのおと』『なみのこえ』(11~13年/共同監督:酒井耕)、4時間を越える長編『親密さ』(12年)等を監督。現在は神戸に居を移し「即興演技ワークショップ」を9月から開催。

名古屋会場
2013年11月13日(水) 16:15~

※やむを得ない事情により、プログラムおよび来場ゲストが変更になる場合がございます。

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