第35回PFFぴあフィルムフェスティバル

Co Festa

【お問い合わせ】PFF事務局 TEL:03-5774-5296 (平日10:00AM~6:00PM)

ホームに戻る

上映作品

招待作品部門

名古屋特別企画「濱口竜介特集」

東京で、関西で、特集の相次ぐ濱口竜介監督作品。東京芸大大学院の卒業制作ながら一躍世界の注目を集めた『PASSION』、4時間15分に及ぶ『親密さ』、PFF東京会場を沸かせた『不気味なものの肌に触れる』の3作品を名古屋開催の特別プログラムとして上映します。公開予定の少ない幻の作品群をこのチャンスに是非!

カップル、友人、兄弟。それぞれの関係に不穏な空気を運んでくる

『不気味なものの肌に触れる』

[2013年/54分/カラー]
監督:濱口竜介/プロデューサー:北原豪、岡本英之/脚本:高橋知由/撮影:佐々木靖之
出演:染谷将太、渋川清彦、石田法嗣、瀬戸夏実、村上淳、河井青葉、水越朝弓
⇒予告編映像を観る

千尋は父を亡くして、腹違いの兄・斗吾に引き取られる。斗吾とその恋人・里美は温かく迎えてくれるが、千尋の孤独は消せない。千尋が夢中になるのは、同い年の直也とのダンスだ。しかし、無心に踊る彼らの町では、やがて不穏な出来事が起こり始める。千尋と直也のダンスは、肌に触れる寸前まで密接しながら互いの動きに呼応しあう、エロティシズムが匂いたつ舞いだ。演じる染谷将太と石田法嗣の緊張感に満ちた空気が素晴らしい。

本作は、構想段階にある長編『FLOODS』へと繋げていく中編。「おまえの背骨、変だぞ。なんか進化から取り残されてるみたいだ」という印象的なフレーズから始まる予告編は、You Tube掲載後すぐに再生回数が1万回を突破。本作は、より多くの観客に作品を届ける手段として、9月4日よりインターネット配信が行われている(http://loadshow.jp/)。数少ないスクリーンでの上映のチャンスをお見逃しなく。

Profile

濱口竜介 Ryusuke Hamaguchi

1978年生まれ。神奈川県出身。
東京芸術大学大学院映像研究科の修了制作『PASSION』(08年)がサン・セバスチャン国際映画祭や東京フィルメックスから高い評価を得る。その後も『THE DEPTHS』(10年)、『なみのおと』『なみのこえ』(11~13年/共同監督:酒井耕)、4時間を越える長編『親密さ』(12年)等を監督。現在は神戸に居を移し「即興演技ワークショップ」を9月から開催。

東京会場
※東京会場では、「連続講座 映画監督になる5つの方法」プログラムにて上映。詳しくはこちら
名古屋会場
2013年11月12日(火) 19:00~

※やむを得ない事情により、プログラムおよび来場ゲストが変更になる場合がございます。

このページの上部に戻る