本年「PFFアワード2013」には、511作品の応募をいただきました。4か月の審査期間を経て厳選された16作品から、あなたのための1作品に遭遇してください。21世紀の自主映画、驚くほどのエンターテインメントです。
「PFFアワード」についての詳細は、「PFFアワードについて」をご覧ください。
PFFアワード2013 審査員特別賞&日本映画ペンクラブ賞受賞作品
気になる女子大生に魔の手が伸びる。無気力男が動き出す
[2013年/64分/カラー]
監督・脚本・編集:山下洋助/撮影:山田紘子/録音:五十嵐夏輝、加藤雄大/音楽:松本龍之介/制作:佐藤菜保、入澤朱陽
出演:吉田 譲、植 勝正、崎田莉永、小野孝弘、藤岡晋介
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冴えない警備員VS正体不明の通り魔。夜の都市を舞台に、見る、見られる、尾行する、といった行動が繰り返され、2人の距離はだんだんと近付いていく。積み重ねられたアクションが、臨界点を越えていく様が見事だ。
◎インド日本映画祭(インド)出品作品
1990年生まれ。神奈川県出身。東京芸術大学大学院映像研究科映画専攻監督領域在学中。
立教大学の卒業制作です。3年生のときに撮った短編『血まみれの下着』は、人が殺されるところに居合わせた下着泥棒の話でした。このとき「居合わせる」ということや、見る、見られる、隠れる、あとを付ける、とか、人が物で殴られるときの距離感などに興味を覚えたのが、本作にも繋がっています。セリフが少なくても人物の動きやカメラの位置などで話が伝わるものを目指して、主にサークルの後輩をスタッフに迎えて撮りました。
【繰り返し観ている作品】『アカルイミライ』(02年)/【最近観て面白かった作品】『オブリビオン』(13年)
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