本年「PFFアワード2013」には、511作品の応募をいただきました。4か月の審査期間を経て厳選された16作品から、あなたのための1作品に遭遇してください。21世紀の自主映画、驚くほどのエンターテインメントです。
「PFFアワード」についての詳細は、「PFFアワードについて」をご覧ください。
PFFアワード2013 審査員特別賞&ジェムストーン賞(日活賞)、観客賞(神戸)受賞作品
生きる目的とはなんて、動物は考えない。ただ食らうのだ
[2013年/79分/カラー]
監督・編集:泉谷智規/脚本:山口貴久/撮影:野村直樹/録音:岡野登志也/音楽:大島 亮/衣装:大橋康佑
出演:伴 道生、岡崎さつき、ロンキキ、鍋島 浩、梁川明志、國吉 誉
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不衛生な小屋で食肉を解体する青年メジマには生きる目的がない。対照的に、幸福な人生を貪欲に求めて仲間から慕われる中国人青年リー。肉食、性欲、弱肉強食。倫理はぶっとばして「生」の根源を見つめる活劇。
◎ロッテルダム国際映画祭(オランダ)出品作品
1982年生まれ。奈良県出身。ビジュアルアーツ専門学校大阪放送映画学科フィルムコース卒業。
高3の夏休みに何の知識もないまま友達と8mmで初作品を撮って、すごく楽しかったんです。『女島』は高校時代や専門学校時代の友人を中心に集めて、フリーでCMの仕事をしていた期間に撮影。主人公が働く肉屋は、九龍城(1994年に解体された香港の巨大スラム街)の写真集を参考に、廃工場の中を作り込み、警備員に叱られながらのゲリラ撮影でした。ずっと青春を描いてきましたが、次は家族ものに挑戦するつもりです。
【繰り返し観ている作品】『青春デンデケデケデケ』(92年)/【最近観て面白かった作品】『太陽』(05年)
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