本年「PFFアワード2013」には、511作品の応募をいただきました。4か月の審査期間を経て厳選された16作品から、あなたのための1作品に遭遇してください。21世紀の自主映画、驚くほどのエンターテインメントです。
「PFFアワード」についての詳細は、「PFFアワードについて」をご覧ください。
PFFアワード2013 観客賞(京都・福岡)受賞作品
情けない親父に絶望した夜、俺は愛されていたことを知る
[2013年/45分/カラー]
監督・撮影・編集:河津宏亮/音楽:岡田匡紀
出演:河津忠継
父の借金が原因で両親が離婚するという寝耳に水の報を受けた青年は、カメラを手に帰省。姿をくらました父親を探し出して詰問するも、ラチがあかない。そのとき、奇跡のように、大切な記憶が目の前に現れる。
1990年生まれ。熊本県出身。京都造形芸術大学映画学科映画監督コース卒業。
卒業制作で劇映画を撮ろうと決めたのに脚本がぜんぜん書けないまま9月になり、親の離婚話が持ち上がりました。本当は自分の両親を撮るなんて恥部を見せるようなものだから、撮りたくはなかった。でも何かしら運命のようなものを感じたので、とにかく行って撮ってみようと思い、バイトを掛け持ちしてカメラ買って、2週間ぐらいで撮影しました。幼少期のカセットテープは、父親が唐突に再生したもので、僕自身、驚きました。
【繰り返し観ている作品】『未知との遭遇』(77年)/【最近観て面白かった作品】『サニー 永遠の仲間たち』(11年)
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