本年「PFFアワード2013」には、511作品の応募をいただきました。4か月の審査期間を経て厳選された16作品から、あなたのための1作品に遭遇してください。21世紀の自主映画、驚くほどのエンターテインメントです。
「PFFアワード」についての詳細は、「PFFアワードについて」をご覧ください。
両親の不仲に小さな心を痛める幼女。私にできることは何?
[2013年/30分/カラー]
監督・脚本・編集:朴 美和/撮影:高橋祐太/照明:伊藤 拓/音響:黄 永昌/助監督・編集:遠竹真寛/音楽:茂野雅道/美術:竹内悦子、竹内公一/ヘアメイク:みやちひろし
出演:大川春奈、林田麻里、ミョンジュ
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小学1年生の加奈はどんな傷もバンドエイドで治せると思っている。子供が主役のスイートな仕立てながら、中身はビター。いつも一生懸命な加奈ちゃんの表情七変化は、万人の心の傷に効く必見の万能薬だ。
1985年生まれ。東京都出身。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。
少しでも映画に携わりたいと、中学生の頃からエキストラに参加。高校1年生のとき、『GO』(01年)を観て、映画制作の道を志しました。大学時代の2作では在日コリアンを描きました。本作は、子供の頃にアロエを家の壁の傷に塗った体験が元になっています。撮影の1年前から休日に児童館でアルバイトして、シナリオを改訂。主演の大川春奈さんは、この撮影中に主人公と同様、自転車に乗れるようになりました。
【繰り返し観ている作品】『赤い風船』(56年)/【最近観て面白かった作品】『風の中の子供』(37年)
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