本年「PFFアワード2013」には、511作品の応募をいただきました。4か月の審査期間を経て厳選された16作品から、あなたのための1作品に遭遇してください。21世紀の自主映画、驚くほどのエンターテインメントです。
「PFFアワード」についての詳細は、「PFFアワードについて」をご覧ください。
PFFアワード2013 エンタテインメント賞(ホリプロ賞)受賞作品
家族崩壊に怒りを秘めた少女の表情が物語をスリリングに牽引
[2013年/78分/カラー]
監督・脚本・編集:佐藤悠玄/撮影:楠 雄貴/録音:松枝 風/音楽:照山真史
出演:椎名琴音、安藤尚之、菊沢将憲、長尾純子、井上加奈、伊藤昌子、河内大和
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少年院から出所した少女は或る男の居場所を突き止め尾行を始める。驚くべき大胆さで男に近づく少女を戸惑いながら受け入れる男。2人の交流の穏やかさの底には、少女だけが抱える残酷な真実が秘されていた。
1990年生まれ。東京都出身。多摩美術大学映像演劇学科在学中。
普通の大学には行きたくなくて多摩美に入学。入学後、好きな映画から技法などを真似て撮っていくうちに映画が好きになりました。前作『ことの沈黙』では主人公を自殺させてしまったんですが、今回は同じような境遇の主人公が死なない作品にしようと思いました。ちょうどダルデンヌ兄弟の『息子のまなざし』(02年)を観たこともあって、かなり影響されていると思います。この作品は卒業制作ですが、単位不足のため、まだ在学中です。
【繰り返し観ている作品】『ファーゴ』(96年)/【最近観て面白かった作品】『殺人に関する短いフィルム』(87年)
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