かつて自主映画とは8mmでした。名作6本を8mm映写機を持ち込み上映。貴重なチャンス到来です!
作者自身の存在証明を過激に追求しながら、
映画の存在そのものに鋭く迫る
[1984年/8ミリ/カラー/32分]
監督・制作・脚本:園 子温/撮影:園 子温、山道亮介
出演:園 子温、中川ろここ、大岡一生、ユキコ、お花畑狂介
カメラに向かい、作者が今日の日記をつけるように喋り出す。そんな静かな日々の記録が綴られてゆくのかと思いきや、古びた館のイメージ・ショットがインサートされ、突然カメラが走り出して、作者は狂ったように騒ぎ出し、果ては頭を坊主にしてしまう。映画と言う媒体を利用して、作者自身の存在証明を過激に追及しているが、その一方で、映画の存在そのものに鋭く迫ろうとしている。
1961年、愛知県出身。
『自転車吐息』で国内外の注目を集め、その後『愛のむきだし』、『ヒミズ』、『地獄でなぜ悪い』など、常に刺激的な作品を発表している。
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