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2007年3月、いよいよDVDリリース!
「水の花」が、早くもDVDリリースされることが決定しました!
詳細は後日こちらに掲載いたします。おたのしみに!

発売元:IMAGICA TV 販売元:紀伊國屋書店


奥原浩志監督 × 木下雄介監督
9月12日(火)『タイムレス メロディ』上映前に、「これがPFFスカラシップだ!」トークイベント第2弾として、奥原浩志監督×木下雄介監督の対談を行いました。その一部をご紹介いたします。

――お互いの作品をご覧になった印象は如何でしょうか?

奥原監督
「僕が『水の花』を初めて観たのは、昨年の「ぴあフィルムフェスティバル」でのお披露目上映の時です。まず、観て思ったのは、自分とすごく似た部分と言うと失礼かもしれないですけど、とても親近感が沸いたことをよく覚えています。」

――それはどういうところから感じられたのですか?

奥原監督
「作品を観て、頑なな人なんだろうなと思いまして(笑)」

――木下監督は如何ですか?

木下監督
「『タイムレス メロディ』も、『水の花』と同じように、セリフにあまり頼ることなく登場人物たちの孤独感や喪失感という、言葉には出来ないけれど確かにそこに存在しているという感情のようなものがすごく映像から伝わってきました。そして、メインとなるビリヤード場がすごく印象的でした。そのビリヤード場が独特の時間間隔や空間間隔を生み出していました。撮り方として、ロングショットの切り返しや、ビリヤード台が絶妙に構図の中に入り込んでいるところが特に。
僕もそういうところに親近感を感じました。」

――空間というものをとても大切にしているということですか?

木下監督
「そうですね。そう思いました。」

――どうですか奥原さん、空間ということですが?

奥原監督
「あの時はそのことをわりと意識して作っていたんだと思います。」


荻上直子監督×木下雄介監督
『水の花』公開記念として、第1回から第13回までのPFFスカラシップ作品一挙上映した「これがPFFスカラシップだ!」。開催期間中、今を時めく監督をお迎えし、当時を振返っていただくトークイベントも実施いたしました。
その第1弾として、『バーバー吉野』の荻上直子監督と、木下雄介監督のトークを行いました。

――木下監督は『バーバー吉野』について大好きだと仰ってますが、今日荻上監督にお会いしてお聞きしたいことはありますか?

木下監督
「『バーバー吉野』は小学生の男の子達の物語で、テーマと言っていいのか分からないですけど、反体制というか、大人の作ったものを壊せ!というものがありますよね。今日監督にお会いしたらすごく女らしい人でびっくりしたのですが、どうしてそういうテーマを選ばれて、主人公達は男の子達なんですか。」

荻上監督
「今日はたまたまこういう回会なのでスカートを穿いていますけど、普段はほとんどパンツ、ジーパンです。男性的だとよく言われます(笑)。
私は男の子にずっとなりたいという憧れがあったからかもしれませんね。」

――荻上さんは逆に木下さんの『水の花』をご覧になって、「自分ではこれは絶対に出来ない」とか「すごいな」というところはありましたか?

荻上監督
「すごくトル1シーン、1ショットというのでしょうか、『うわぁ!』と思ったショットがあります。女の子がこうやって(目を手で覆いながら)かくれんぼをするシーンがありますよね。女の子が『1、2』と数えていて、後ろで小さい女の子が隠れるという。あのシーンは、何分あるんですか(笑)?」

木下監督
「(笑)全体的に何分あるんですか?というシーンが結構あります…」

荻上監督
「とにかく、1ショット1カメラ、1つのカメラをそこに据え置いて撮っていらっしゃる、分かるんですよね、その情景が。これはすごい勇気のある、勇気のいることなんです。『何ということをしでかす人なんだ、この人は!』と、印象に残っています。」


斎藤学先生(精神科医)×木下雄介監督
9月7日(木)最終回終了後、斎藤学先生(精神科医)×木下雄介監督によるトークイベントを行いました。その対談から、ほんの一部をご紹介いたします。

――「水の花」で、娘は一応何らかの形で成長しますが、母親はもしかして成長していないかもしれないというその辺りのバランスは、どんな風に感じましたか?

斎藤学
「母親自身も、新しい男性との間に出来た子供に、子供には耐え切れない負担を与えている。その、残していった娘に恨まれているということは、考えたくないことだから放っておいたわけですよね?こういうことに関して直面せざるをえないということはもうすでに成長なんですよ。
だから、『水の花』では、少女の成長が描かれていたけれども、今後木下さんは親側の成長を描くことになるだろうと思います。母親が自分の内面で、今まで見ないできた葛藤や何かを考えなくてはいけない。今までは生活費を稼ぐだけで、あまり考えないで済ませてきたのだと思いますから。」

――ということは、歳をとっても成長しなくてはいけない苦しみ、のようなものですか?

斎藤学
「いや、苦しみではなくて、色々なことに気づくと言うことは、例えば私の体力が落ちてくるとか、テニスを教えた奴に簡単に負けるようになるとか(笑)、いろんな体力の衰えとか、今まで当たり前と思っていたことがそうでなくなってくる事があるんです。それは一つ一つ、面白いなと思うわけです。
手塚治虫さんの“どろろ”という漫画がありますよね。あれは化け物を一匹殺すと、自分に欠けている何かが一つ生えてくるんです。鼻とか目が。それがどんどん続く。
私はそれを“逆どろろ”と言っていて、老化というものは、どんどん何かやってくると一つ落ちてくという。どんどん続いて、最終的には認知症になるわけですけれど(笑)これもまた一つの発見だし、そういう現状をどうやって受け入れられるかということが僕らの健康と言いましょうか。」

――どうですか?若い木下監督は。その辺はどうお考えですか?

木下監督
「前作では、“喪失の痛み”をテーマに映画を撮ったのですが、非現実的な世界に逃げ込む登場人物たちを描いていました。やはり当時は喪失という事に対してある種の絶望を感じていたのですが、時を経て、喪失の痛みというものは大きかれ小さかれどんな形で来るか分からないけれど、生きていく上で絶対に現れる、通過しなくてはいけないもので、今度は喪失の痛みと向き合わないといけないと思いまして、今回『水の花』は、もう一歩先に繋がるような脚本を描きました。
なので、これからも歳をとっていく中で、描きたいものも変わってくると思います。」



宮台真司氏×木下雄介監督
8月31日(木)最終回上映終了後、 宮台真司氏(社会学者)×木下雄介監督によるトークイベントを行いました。 30分以上にも渡る対談の中から、ほんの一部をご紹介します。

宮台真司
「皆さんどうでしょう、最初の10分15分観ただけで、『これはもう天才が撮っているんだろうな』と確信できたと思うんです。僕はそうでした。僕は連れ合いと一緒に観ましたけど。 ほんと5分10分で『こいつは天才に決まっているよ』って言って、最後まで観て『やっぱり天才だったね』って終わりましたね。」

――学校のシーンあたりでそう思われたんですよね?
宮台真司
「はい、シナリオ的にも。例えば、授業で主人公・美奈子が天体のスライドを 見ているシーンです。この設定がすごいんです。これは何ですか?」
木下監督
「“暗闇の中で光を見つめている少女の心象風景”っていうのを描いたつもりです。」
宮台真司
「でも、実際スライドは映さないですよね。僕達はどういう天体のスライドを見ているか分からないわけですよ。見ているものはこういうものですって観ていると、大体人の見ているものなんて大したものじゃないから、説得されないんですよ。 なので、何を見ているのかって言うことを映さないで、視線と状況で見ているものを間接的に示唆するという手法が僕は映画を知り尽くしている人の手法だと思いました。」
木下監督
「『水の花』では、そこに流れている時間だったり光だったり音だったり風景によって、彼女の心象風景を積んでいこうと試みて、説明的なカット割りだったり、セリフをなるべく排除しました。観る側が、わざと見えにくかったり、分かりにくかったりすることによって、その映画を観ようという行為だったり、登場人物の心情をもっと分かろうということを促すような方法論を取りました。」

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宮台さんには、会場にて発売中の『水の花』パンフレットにも執筆いただいています。
『「ただの大人ではない大人になること」を祝福する ―<社会>を<世界>の視座で眺める存在へ―』、そちらでもお楽しみください。

次回のゲストトークは、9月7日(木)最終回上映終了後。
ゲストは、斎藤学先生(精神科医)×木下雄介監督です。

トークイベント第2弾 開催決定!
第2弾は、9月7日(木)最終回上映終了後。
ゲストは、
斎藤学先生(精神科医)×木下雄介監督です。
詳細は劇場へお問い合わせください。 ユーロスペース TEL:03-3461-0211

「水の花」公開記念PFFスカラシップ作品一挙上映決定!
第15回PFFスカラシップ作品「水の花」の公開を記念し、過去のPFFスカラシップ作品の一挙上映が決定しました。
この機会に、「水の花」を含めたPFFスカラシップ作品をご堪能ください。
  17:00 18:50
9/9
(土)
  第13回PFFスカラシップ作品
「バーバー吉野」 監督:荻上直子
※荻上監督、木下雄介監督(「水の花」)来場予定。
9/10
(日)
第1回PFFスカラシップ作品
「イみてーしょん、インテリあ。」 監督:風間志織
第6回PFFスカラシップ作品
「二十才の微熱」 監督:橋口亮輔
9/11
(月)
第2回PFFスカラシップ作品
「はいかぶり姫物語」 監督:斎藤久志
第12回PFFスカラシップ作品
「BORDER LINE」 監督:李 相日
9/12
(火)
第3回PFFスカラシップ作品
「バス」 監督:小松隆志
第9回PFFスカラシップ作品
「タイムレス メロディ」 監督:奥原浩志
※奥原監督、木下雄介監督(「水の花」)来場予定。
9/13
(水)
第4回PFFスカラシップ作品
「自転車吐息」 監督:園 子温
第10回PFFスカラシップ作品
「空の穴」 監督:熊切和嘉
9/14
(木)
第5回PFFスカラシップ作品
「大いなる学生」 監督:小池 隆
第8回PFFスカラシップ作品
「この窓は君のもの」 監督:古厩智之
※古厩監督来場予定。
9/15
(金)
第11回PFFスカラシップ作品
「IKKA:一和」 監督:川合 晃
第7回PFFスカラシップ作品
「裸足のピクニック」 監督:矢口史靖
※矢口監督来場予定。
【料金】
当日料金のみ : 一般1400円 / 学生1200円
※ユーロスペース会員・ぴあカード会員の方は、カード提示で当日料金が1,000円に割引になります。
※「水の花」の前売り券およびミニシアター回数券の使用可。

詳しくは、「ぴあフィルムフェスティバル」公式ホームページ または、「ユーロスペース」公式ホームページ
【お問い合わせ】 ユーロスペース TEL:03-3461-0211

トークイベント開催決定!
8月31日(木)最終回上映終了後、
宮台真司氏(社会学者)×木下雄介監督によるトークイベントが決定いたしました。 詳細は劇場へお問い合わせください。
ユーロスペース TEL:03-3461-0211



公開初日、満員御礼
8月5日、木下雄介監督、寺島咲さん、小野ひまわりさんが来場し、舞台挨拶を行いました。
――映画の中で好きなシーンは?
木下監督
「もちろん、全部思い入れがあります。ラストカットのために90分積み重ねていったので、ぜひ最後までジックリ見て欲しいです。フィルムで作った初めての映画で、映画館で流れることを前提に絵を脚本の段階から考えました。今日はたくさんの方に見てもらえてとてもうれしいです。」
小野ひまわり
「全部好きだけど、咲ちゃんと一緒に海辺で花火をするシーンが一番好きです。」
寺島咲
「美奈子と優が並んで鏡の前で口紅を塗るシーンが好きです。二人が段々打ち解けていく変わり目のシーンだと思うし、お母さんが同じだということを実感するシーンだと思うので好きです。」

ぜひ、渋谷・ユーロスペースで、そのシーンをお確かめください。

初日舞台挨拶決定!
8月5日(土)から公開の渋谷・ユーロスペースにて11:00と13:00の間
木下雄介監督、寺島咲さん、小野ひまわりさん
による舞台挨拶が行われます。
※11:00の回、13:00からの回ご来場のお客様はどなた様もご覧いただけます。
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