東京では、映画学校生とその永遠なるテーマに果敢に挑んだ鈴木卓爾監督、長崎俊一監督のプレミア2作品に加え、映画魂の塊、森崎東監督とフランソワ・トリュフォー監督が映画撮影現場を描く2傑作を上映。名古屋では、名古屋学芸大学の映画プロジェクトとして製作された『唇はどこ?』の名古屋お披露目上映。映画づくりの歓びと苦しみと“何か”を浴びてください!
完成披露プレミア上映
映画「唇はどこ?」に出演するため集まった5人の学生。延々と繰り返されるリハーサルで、長崎俊一監督から次々に厳しいダメ出しを浴び、学生たちのフラストレーションは爆発寸前…時には衝突し、とまどいながらも、やがて温度差のあったメンバーたちの意識が変わっていく。「一体何のためにやるのか?」という自主映画の本質に迫っていく、エキサイティングな1本。名古屋学芸大学の映画プロジェクトとして製作された。
1956年生まれ。神奈川県出身。日大芸術学部映画学科在学中に8mm、16mmで自主映画を撮る。82年『九月の冗談クラブバンド』で劇場デビュー。86年、アメリカのサンダンス・インスティチュートに日本人として初めて招かれる。以降も幅広く作品を作り続ける。06年には、ロッテルダム映画祭で自作13本の特集上映が行われた。
[2015年/日本/98分/カラー]
監督・脚本・編集:長崎俊一/撮影監督:渡部 眞/音楽:鈴木悦久/録音:武馬健二/整音・MA:森 幸長
出演:久具巨林、廣瀬菜都美、宮谷達也、鈴木理恵子、山本一樹
© Nagoya University of Arts and Sciences