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蝿のように五月蠅い少年たちだが、彼等のまなざしが、この物語を描く絵筆になっている。  どこにでもいそうな、さえない青年を、この子たちの視線が描いてゆく。その子たちも一見ビュアな子供に見えるけど、この社会に、既にあれこれ傷つけられているんだろうな、と想像させる。  求め合う孤独な魂と魂。日本のどこかの片隅で、リアルにこんな物語が日々浮かんでは消えたりしているんだろうな。岩井俊二(映画監督) 『HOMESICK』は悪くない。むしろ優れた作品だとさえいえる。だが、廣原暁の真の素晴らしさは、自分にはもっと凄いことができるぞとかなり大ぴらにつぶやいているかにみえることだ。実際、この男なら、二十一世紀初の「壮大な失敗作」さえ撮れそうだといった気配が、この作品のいくつかのショットには間違いなく漂っている。それを、数年後に、ぜひとも実現してほしい。蓮實重彦(映画評論家)
映画『HOMESICK』公式サイト