招待作品部門
アルノー・デプレシャン監督特集
緻密な人間心理の観察と、独自の言葉と行動を紡ぐ比類なき演出で、着実にキャリアを積む名匠を
27年ぶりに迎え、初期作品と転換期作品についてじっくり伺います。
協力:東京日仏学院、ムヴィオラ
Director
アルノー・デプレシャン
ARNAUD Desplechin
1960年、フランス生まれ。91年の短編『二十歳の死』で注目を浴び、92年のカンヌ映画祭に出品された初長編『魂を救え!』以降、カンヌの常連に。日本で初紹介となった92年、そして96年に続き、今回が3度目のPFF来場となる。主な作品に『そして僕は恋をする』(96年)『エスター・カーン めざめの時』(00年)『キングス&クイーン』(04年)『クリスマス・ストーリー』(08年)『あの頃エッフェル塔の下で』(15年)など。新作『私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター』が、9月15日より公開。
- 9月16日(土)19:00〜 チケットを購入する
『二十歳の死』
1991年/フランス/カラー/50分
監督:アルノー・デプレシャン
出演:ティボー・ド・モンタランベール、ロシュ・レボヴィッチ、
マリアンヌ・ドニクール、ロランス・コート
監督:アルノー・デプレシャン
出演:ティボー・ド・モンタランベール、ロシュ・レボヴィッチ、
マリアンヌ・ドニクール、ロランス・コート
徹底した人間観察から、普遍的な感情を描き出す処女作
自殺未遂により昏睡状態になった二十歳の青年パトリック。その知らせを聞き、集まってきた親戚たちのとまどいのひとときが、冷徹に見据えられていく。中編ながら、デプレシャン独特の才能の萌芽を感じさせる集団劇。
- ゲスト
(上映前) - アルノー・デプレシャン監督
- 9月17日(日)12:00〜 小ホール チケットを購入する
『魂を救え!』
1992年/フランス/カラー/139分
監督:アルノー・デプレシャン
出演:エマニュエル・サランジェ、ティボー・ド・モンタランベール、
ジャン=ルイ・リシャール、ヴァレリー・ドレヴィル
監督:アルノー・デプレシャン
出演:エマニュエル・サランジェ、ティボー・ド・モンタランベール、
ジャン=ルイ・リシャール、ヴァレリー・ドレヴィル
初長編にしてカンヌ出品!青春スパイサスペンス
住み慣れたドイツから、故国フランスの大学への編入するマティアスは、パリに向かう列車内で、何者かによって鞄の中に、ミイラ化した頭部を入れられてしまう。謎解きの面白さと共に、不安な心理を見事に映像化した1本。
- 9月22日(金)12:00〜 チケットを購入する
『そして僕は恋をする』
1996年/フランス/カラー/178分
監督:アルノー・デプレシャン
出演:マチュー・アマルリック、エマニュエル・ドゥヴォス、
エマニュエル・サランジェ、マリアンヌ・ドニクール
監督:アルノー・デプレシャン
出演:マチュー・アマルリック、エマニュエル・ドゥヴォス、
エマニュエル・サランジェ、マリアンヌ・ドニクール
会話と卓越した映像表現で見せ切る、恋愛映画の金字塔
29歳の大学講師ポールは、付き合って10年になる恋人エステルがいるが、親友の恋人シルヴィアに恋をしていた。さらに、最近出会ったヴァレリーのことも気になる。フレッシュな俳優の魅力を引き出す、監督の手腕に驚愕の傑作。
- 9月16日(土)14:30〜 チケットを購入する
『イスマエルの亡霊たち』
2017年/フランス/カラー/134分
監督:アルノー・デプレシャン
出演:マチュー・アマルリック、マリオン・コティヤール、
シャルロット・ゲンズブール、ルイ・ガレル
監督:アルノー・デプレシャン
出演:マチュー・アマルリック、マリオン・コティヤール、
シャルロット・ゲンズブール、ルイ・ガレル
豪華キャストで贈るサスペンスフルな三角関係のゆくえ
映画監督のイスマエルは、長年義父とともに、妻カルロッタの失踪に苦悶してきた。新たな恋人シルヴィアと出会い、生きる意欲を取り戻しかけていたある日、突然カルロッタが姿を現し、三人を混乱に陥れていく。
- ゲスト
- アルノー・デプレシャン監督
- 聞き手
- 清原惟監督