『男の花道』
監督:園 子温
第1部は、東京を舞台に明確な理由もなく主人公は怒り狂いながら男たちから逃げ回る。第2部は、一転、東京で一旗あげたいと思いつつ地方都市で悶々と過ごす主人公が家を出て行くまでを、静謐に描く。家と家族を断ち切れない作者の心の叫びが痛烈に響く。本作が劇場映画デビュー作『自転車吐息』につながり、園監督の「花道」への第一歩となった。
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日本映画史に新たに加わる1ページ、それは、熱狂の8mm映画の歴史。第一線で活躍する監督たちの原点とも言える8mm自主映画を、21世紀のデジタル技術により英語字幕つき世界巡回企画として実現。日本で高度に発達した「8mm自主映画」のエネルギーが、世界を驚かせ始めました。いま、改めて伝えたい、自主映画のパワーです!
第1部は、東京を舞台に明確な理由もなく主人公は怒り狂いながら男たちから逃げ回る。第2部は、一転、東京で一旗あげたいと思いつつ地方都市で悶々と過ごす主人公が家を出て行くまでを、静謐に描く。家と家族を断ち切れない作者の心の叫びが痛烈に響く。本作が劇場映画デビュー作『自転車吐息』につながり、園監督の「花道」への第一歩となった。
1961年、愛知県出身。法政大学入学後に8mm映画を手掛ける。これまでの作品に、『桂子ですけど』(97年)、『愛のむきだし』(08年)、『冷たい熱帯魚』(11年)、『ヒミズ』(12年)、『希望の国』(12年)、『ひそひそ星』(16年)などがある。
[1986年/111分/カラー]
監督・脚本:園 子温/制作:河西宏美 撮影:鈴木健介、他
出演:河西宏美、園 子温、山道狂介、酒井展子、鈴木健介