『はなされるGANG』
監督:諏訪敦彦
耳の聞こえないギャング・加村と、文庫本を読む少女・理恵が、これから始まる物語についてまず語り、それから逃走劇と銃撃戦が展開。章立ての字幕が挿入され、撮影された日付が記され、残り時間を知らせるセリフが入る。ゴダールの影響を受けたという本作には、ドラマの虚構性について考察しつづける諏訪監督の本質が詰まっている。
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日本映画史に新たに加わる1ページ、それは、熱狂の8mm映画の歴史。第一線で活躍する監督たちの原点とも言える8mm自主映画を、21世紀のデジタル技術により英語字幕つき世界巡回企画として実現。日本で高度に発達した「8mm自主映画」のエネルギーが、世界を驚かせ始めました。いま、改めて伝えたい、自主映画のパワーです!
耳の聞こえないギャング・加村と、文庫本を読む少女・理恵が、これから始まる物語についてまず語り、それから逃走劇と銃撃戦が展開。章立ての字幕が挿入され、撮影された日付が記され、残り時間を知らせるセリフが入る。ゴダールの影響を受けたという本作には、ドラマの虚構性について考察しつづける諏訪監督の本質が詰まっている。
1960年、広島県出身。東京造形大学在学中から自主映画を制作。『2/デュオ』(96年)で商業映画デビュー。これまでの作品に『M/OTHER』(99年)、『H Story』(00年)、『不完全なふたり』(05年)、『ユキとニナ』などがある。
[1984年/85分/カラー]
監督・制作・脚本・撮影:諏訪敦彦
出演:加村隆幸、伊藤理恵