上映作品紹介

◎招待作品部門 サプライズ上映

急遽決定した3作品が登場する本企画では、「映画のコツ」に登壇する周防&種田コンビが30年前に手掛けた『変態家族 兄貴の嫁さん』や、「映画内映画」でお披露目する『唇はどこ?』関連作品として、伝説の学生8mm監督だった長崎監督の8mm傑作『闇打つ心臓』を上映!また、「映画内映画」企画の1つとして、韓国の俊英チャン・ゴンジェ監督『ひと夏のファンタジア』も登場&監督緊急来日!いずれも、“サプライズ”な内容でお届けします!

第37回PFF「映画のコツ」プログラム関連作品 特別上映

『変態家族 兄貴の嫁さん』

監督:周防正行

周防正行監督&種田陽平美術監督出会いの一作
始まりの富士山から、セット、撮影、科白まわし、小津が溢れるピンク映画

1984年、周防正行監督と種田陽平美術監督が「ピンクで小津映画を!」と果敢に挑んだ周防監督デビュー作。間宮家の長男の元に嫁いだ百合子。同居する長女はソープ嬢、次男は万引きで逮捕、父は亡き妻とそして百合子にも似るスナックのママに惚れ込み…。ストーリー、音楽、カメラアングル、台詞回しにお辞儀の仕方まで小津へのオマージュが満載。中でも、大杉 漣の笠 智衆を思わせる老け役の怪演は必見!

監督紹介
撮影:下村一喜

周防正行Masayuki Suo

1956年生まれ。東京都出身。84年『変態家族兄貴の嫁さん』でデビュー。89年『ファンシイダンス』で初の一般劇場用映画を監督。『シコふんじゃった。』(92年)で日本アカデミー賞最優秀作品賞、続く『Shall we ダンス?』(96年)では、日本アカデミー賞13部門独占受賞。その他の監督作に『それでもボクはやってない』(07年)、『舞妓はレディ』(14年)など。

上映日時
  • 【 東 京 】2015年9月23日(水・祝) 14:30~
    ※種田陽平美術監督、周防正行監督、来場!

[1984年/日本/62分/カラー/35ミリ] ※英語字幕版での上映 with English subtitle
監督・脚本:周防正行 企画:朝倉大介 撮影:長田勇一 照明:長田達也 音楽:周行義和 編集:鈴木 歓 美術:種田陽平
出演:風 かおる、下元史朗、大杉 漣

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