急遽決定した3作品が登場する本企画では、「映画のコツ」に登壇する周防&種田コンビが30年前に手掛けた『変態家族 兄貴の嫁さん』や、「映画内映画」でお披露目する『唇はどこ?』関連作品として、伝説の学生8mm監督だった長崎監督の8mm傑作『闇打つ心臓』を上映!また、「映画内映画」企画の1つとして、韓国の俊英チャン・ゴンジェ監督『ひと夏のファンタジア』も登場&監督緊急来日!いずれも、“サプライズ”な内容でお届けします!
第37回PFF「映画内映画」プログラム関連作品 特別上映
韓国ではインディーズ映画としては異例の大ヒットを記録した、俊英チャン・ゴンジェの長編第3作。前作『眠れぬ夜』が全州国際映画祭でランプリと観客賞をW受賞し、本作も釜山、ロッテルダムなどに選出され、第二のホン・サンスとして世界から注目を集めている。映画は奈良県五條市にシナリオ・ハンティングにやってきた監督と人々との邂逅を描く第1部、そしてそこから生まれた物語という2部構成を同じキャストが演じている。プロデュースは河瀬直美。なら国際映画祭映画製作プロジェクトNARAtive2014年度作品。
偶然の出逢いが「運命」へと変わる刹那
五條の静かな街並みに風が吹き抜ける
『眠れぬ夜』の新鋭チャン・ゴンジェが韓日コラボで作り上げた、ささやかな愛の「兆し」の物語
必見!
石坂健治 (東京国際映画祭プログラミング・ディレクター/日本映画大学教授)
1977年生まれ。韓国映画アカデミー撮影科卒業後、多くの短編やPVの監督を経て、男子高校生の葛藤を描いた『つむじ風』(2009)で長編監督デビュー。同作はバンクーバー映画祭グランプリに輝き、ロッテルダム、香港、ブエノスアイレス映画祭などで上映された。自身の結婚生活をベースにした『眠れぬ夜』(2012)は全州映画祭グランプリ受賞。
[2014年/日本=韓国/96分/カラー] ※日本語・英語字幕付きでの上映 with Japanese and English subtitle
監督・脚本:チャン・ゴンジェ プロデューサー:河瀨直美、チャン・ゴンジェ 共同プロデューサー:百々俊二、キム・ウリ 撮影:藤井昌之 照明:松隈信一 現場録音:キム・ヒョンサン 製作:NPO法人なら国際映画祭実行委員会、MOCUSHURA
出演:キム・セビョク、岩瀬 亮、イム・ヒョングク、康 すおん
© Nara International Film Festival+MOCUSHURA