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PFFから早稲田へ!早稲田大学 大学院情報

point2 ここは現在と未来の映画の現場が体験できる場所

久石 譲さんの講義風景

私は本大学院ほど、様々な角度から映画が学べる場所はないと自負しています。
例えば本庄にある早稲田大学芸術科学センターにおいて、多くのプロの映画制作が行われています。まさにこれから日本全国の劇場で公開されようとしている作品の制作が常に行われているのです。そこには、多くの場合、本大学院生がスタッフの一員として参加しています。プロの本物の現場が体験できて、プロの仕事を目の前で見ることができる。これほどの経験ができる場は稀でほかにはなかなかないと思います。

映画(映像)作りは、机の上の計算だけでマスターできるものではありません。実際にプロの仕事を見て、プロの話を聞いて、そこで感じて体得したことがなによりの自分の財産になります。ですから、私のスタンスとしては徹底して現場主義(笑)。みなさんが映画の現場を踏むことを望めば、そのサポートを惜しむことはありません。


樋口真嗣監督による「特殊映像合成理論」

オンライン編集・合成室

ただ、現場主義ではありますが、カリキュラムもおろそかにしているわけではありません。こちらも犬童一心監督や樋口真嗣監督ら日本映画界の真ん中で現役として活躍する映画人が教授として指導に当たり、直接、様々な映画制作のノウハウが学べる場になっています。時にはサプライズな講義もあります。昨年は、『ノルウェイの森』のトラン・アン・ユン監督が特別ゲスト講師として、学生たちを前に映画についていろいろと語ってくれました。こういう様々な出会いと経験の場を常に私は大切にしようと考えています。

その一方で、本大学院は映画の未来も見つめています。一例を上げると、新たな日本映画の制作システムの構築です。現在、本大学院は早大芸術科学センター、東宝スタジオ、イマジカ、東京現像所など、映画制作拠点間をブロードバンドネットワークでつなぎ、俊敏なデータのやりとりによる、よりスピーディで効率的な映画制作方法を試みています。例えば海外で撮影したデジタルのラッシュ映像を早大芸術科学センターにインターネット回線で送り、センター側ですぐに国内スタッフが画像をチェックする。これだけで相当の時間やコストを抑えることができます。また、海外からの持ち帰り時のトラブルによる映像データの消失も防げる。このようなことの積み重ねで低予算でもハイクオリティな映画作りが実現可能になると思っています。大きなことと笑われそうですが、ハリウッドに負けない映画作りが今後の目標です。

“最前線の映画の現場と、これからの未来の映画の現場が交差する場所”。ここはそういう場にしていきたい。これから映画制作を目指す人から現在活躍する人までをつなげ、さらにいうとそのネットワークを国内だけではなく世界にもつなげていく。そのパイプ役となる場所になることを望んでいます。

POINT3「未来の映画界、世界への飛躍を信じて」

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