最終審査員

入選作品の中から、グランプリなど3賞5作品を選ぶ最終審査員の方々をご紹介します。
※敬称略。五十音順

  • 映画監督

    石井裕也

    ISHII Yuuya

    大阪芸術大学の卒業制作として監督した作品『剥き出しにっぽん』('05)が、第29回ぴあフィルムフェスティバルでグランプリを受賞。第19回PFFスカラシップ作品『川の底からこんにちは』('09)で商業映画監督デビュー。第37回日本アカデミー賞で『舟を編む』('13)が最優秀作品賞、最優秀監督賞を受賞。『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』('17)が第91回キネマ旬報ベスト・テン第1位。2023年に『愛にイナズマ』、『月』が公開される。

  • 映画監督

    石川 慶

    ISHIKAWA Kei

    ポーランド国立映画大学で演出を学ぶ。『愚行録』('17)が、ベネチア映画祭オリゾンティ部門に選出されたほか、新藤兼人賞銀賞、ヨコハマ映画祭新人監督賞など受賞。『蜜蜂と遠雷』('19)では、毎日映画コンクール日本映画大賞、日本アカデミー賞優秀作品賞など受賞。2021年には、世界的なSF作家であるケン・リュウ原作の『Arcアーク』を監督。『ある男』('22)は、ベネチア映画祭オリゾンティ部門、釜山国際映画祭ではクロージングに選出され、日本アカデミー賞で最優秀作品賞含む最多8冠を飾るなど、国内外から大きな注目を集めた。

  • 作家

    岸田 奈美

    KISHIDA Nami

    関西学院大学人間福祉学部社会起業学科在学中に株式会社ミライロの創業メンバーとして加入、10年に渡り広報部長を務めたのち、作家として独立。Forbes 「30 UNDER 30 Asia 2021」選出やテレビ出演など活躍の場を広げている。著書に『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(小学館)、『もうあかんわ日記』(ライツ社)、『飽きっぽいから、愛っぽい』(講談社)など。

  • プロデューサー

    國實瑞惠

    KUNIZANE Mizue

    1976年俳優監督のマネージメントを行う鈍牛倶楽部を設立後、多くの今村昌平監督作品に参加。映画プロデュース作品に、「KOROSHI殺し」(00年、第53回カンヌ映画祭監督週間正式出品)、「恋の罪」(11年、第64回カンヌ映画祭監督週間正式出品)、「SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」(12)、「希望の国」(12)、「PLAN75」(22年、第75回カンヌ映画祭 カメラドールスペシャルメンション受賞)、「逃げきれた夢」(23年、第76回カンヌ映画祭ACID部門正式出品)。その他、テレビ朝日「時効警察」の企画に参加。

  • イラストレーター

    五月女ケイ子

    SOOTOME Keiko

    大学で映画学を学び、映画研究部で8ミリフィルムの自主映画にふれる。独学で絵を学び、イラストレーターとしての活動を始め、イラストを担当した「新しい単位」がベストセラーに。舞台「男子はだまってなさいよ!」「シティボーイズライブ」や、映画「インスタント沼」「WE ARE LITTLE ZOMBIES」に出演するなど俳優としても活躍。雑誌ぴあの連載では、独自の切り口の映画コラムを発表。古事記を大胆に脚色したコミック「レッツ!古事記」など著書も多数。2018年には台湾で大規模な展覧会「五月女桂子的逆襲展」を開催。