1984年に始まった、PFFがトータルプロデュースする長編映画製作支援システム「PFFスカラシップ」作品の中から、人気の2作品を特別上映!ぜひ会場のスクリーンでご堪能ください。
第19回PFFスカラシップ作品
上京して5年。仕事は5つ目。彼氏は5人目。妥協した日々を送る佐和子(満島ひかり)は、倒れた父に代わり、飛び出してきた実家のしじみ加工工場を継ぐことになるが、従業員のおばさんたちには相手にされず、会社の経営も倒産寸前に追い込まれていた。『舟を編む』、『バンクーバーの朝日』とヒット作を生み出し続ける石井裕也監督の原点ともいえる作品。世相を鋭く反映させながら卓越した演出力で、逆境に立ち向かってゆく人たちの姿を独特のユーモアを交えて生き生きと描く。
1983年生まれ。埼玉県出身。大阪芸術大学の卒業制作として監督した『剥き出しにっぽん』が「PFFアワード2007」にてグランプリ&音楽賞を受賞。『川の底からこんにちは』(10年)で第53回ブルーリボン賞監督賞を歴代最年少で受賞。13年『舟を編む』では、史上最年少で第86回米国アカデミー賞外国語映画部門日本代表作品に選出される。
[2009年/112分/カラー]
監督・脚本:石井裕也 プロデューサー:天野真弓 撮影:沖村志宏 照明:鳥越正夫
出演:満島ひかり、遠藤 雅、相原綺羅、志賀廣太郎、岩松 了