

| 作品名 | 監督名 | 作品名 | 監督名 |
|---|---|---|---|
| 『新しい予感』 | 浅野晋康 | 音楽賞(TOKYO FM賞)、ベスト・エンタテインメント賞(HUMAX CINEMA賞) 『382(サンパツ)』 |
久保田裕子 |
| 観客賞(名古屋) 『飴工場』 |
青山和代 | 『修学旅行班別自由行動』 | 藤野健一郎 |
| グランプリ、技術賞(IMAGICA賞)、観客賞(大分) 『ある朝スウプは』 |
高橋 泉 | 審査員特別賞 『新ここからの景』 |
岩田ユキ |
| 『カストリ大行進』 | 河原伸亮 | 企画賞(TBS賞)、観客賞(東京・仙台) 『青春プレイヤー/平凡プラネット』 |
池 |
| 『かりんとうブルース』 | 川西良子 | 観客賞(大阪)、観客賞(神戸) 『つぶろの殻』 |
山田雅史 |
| 『くみかえの日』 | 吉野耕平 | 『マンモ』 | 園田順三 |
| 審査員特別賞、コミュニティ賞(NTTレゾナント賞) 『五月ノ庭』 |
大吉信隆 | 審査員特別賞、観客賞(福岡) 『文句ある?』 |
李 尚宰 |
| 準グランプリ 『さよなら さようなら』 |
廣末哲万 |
応募総数 665本 入選 15本

ピッキングをして、あちこちの家に入っては盗みを繰り返している2人組の男。ある日、ピッキングに入った家を物色していると、その家に住む女の子がトイレで倒れているのを発見する。彼女は終わりかけのゲームのような恋に傷ついた女子大生。起き上がった彼女は盗みに入った2人を見ると、「私を助けに来てくれたんでしょ?ずっといてくれる?」となぜか好意的に解釈し信頼を寄せる。そこから3人の奇妙な交流が始まった。それぞれがお互いを支えとしながら、心に抱えていたことと向き合い、自分の力で解決していく姿を描く。結果がどうであろうがとにかく自分でやり遂げ、前に進もうとする姿がまぶしい。ポジティブなメッセージが光る青春ドラマ。
2002年/DV/カラー/59分 英題:A NEW FEELING OF SOMETHING HAPPENING
監督・脚本・編集:浅野晋康
制作:笠木 泉 撮影:餅原竜介、福井琢也 音楽:星野 源 撮影助手:東 心平、嶋田 愛、佐次えりな、野本篤史
出演:足立智充、粕谷吉洋、持山優美、関 寛之、村井美樹、杉山冴子、井上幸太郎、井苅智幸、笠木 泉、星野 源、太田真博

飴工場の職人とおばけの交流を回想形式で描くアニメーション。主人公の男は飴工場で働きながら、ウサギや雪だるまなどいろんな形の飴を作っている。彼はなかなか腕のたつ職人だ。いつものように働いていたある日、突然おばけたちがやってきた! 飴工場内のあちこちから続々と現れ、空を飛ぶ無数のおばけたち。ちっちゃな目と大きな口、真っ白な体が特徴で、なによりもいたずらが大好き。彼らは大きな口を開けて飴を食べ、工場のロボットと遊ぶ。職人もおばけと一緒に楽しく過ごすのだった…。かわいらしいキャラクターとほのぼのとしたストーリー、そしてパステルカラーの色合いが重なりあって、独特のあたたかいおとぎの世界が誕生した。
2003年/DV/カラー/7分 英題:The Candy Factory
監督・脚本・編集:青山和代
音楽:Mineyo

パニック障害で精神科に通う男・北川。そばには彼に献身的に付き添う同棲相手・志津の姿があった。一緒に暮らすふたりは朝日差す中、穏やかに喋りながら朝食をとる。しかし、そんな日々も少しずつ崩れ始めていく。病気で仕事を辞めていた北川だが、社会復帰していこうと、ある仕事のセミナーに通い始めたのだ。初めはそれを喜んでいた志津だが、北川の言動からそのセミナーが新興宗教であることを知る。宗教ではないと言い張る北川。しかし、のめり込み方が次第にひどくなり…。新興宗教の深みにはまる男と、なんとしても食い止めようとする彼女。恋人同士とは言え、相手の心の中まで入ることができない人間の無力さを、熱演で表現している。
2003年/Digital8/カラー/90分 英題:The Soup,One Morning
監督・脚本・撮影・編集:高橋 泉
音楽:並木愛枝 音声:垣原和成 手伝い:西岡秀記、木村利絵
出演:並木愛枝、廣末哲万、高橋 泉、木村利絵、垣原和成
| 2005年 | 7月30日~9月23日 | 東京 | ユーロスペース |
| 9月3日~9月16日 | 愛知 | 名古屋シネマテーク | |
| 10月29日~11月4日 | 石川 | シネモンド | |
| 10月29日~11月11日 | 大阪 | シネ・ヌーヴォ | |
| 11月26日~12月2日 | 兵庫 | 神戸アートビレッジセンター | |
| 12月5日~12月9日 | 東京 | 下高井戸シネマ |
| 2004年 | 第23回バンクーバー国際映画祭 ドラゴン&タイガーアワード グランプリ |
(カナダ) |
| 2005年 | 第34回ロッテルダム国際映画祭 VPROタイガーアワード |
(オランダ) |
| 第29回香港国際映画祭 アジアン・デジタルビデオ部門 グランプリ |
(香港) | |
| ミネアポリス・セントポール国際映画祭 | (アメリカ) | |
| 第14回フィラデルフィア映画祭 | (アメリカ) | |
| インフィニティ映画祭 コンペティション部門 グランプリ |
(イタリア) | |
| 第6回ソウルネット映画祭 海外コンペティション部門 |
(韓国) | |
| フランダース国際映画祭 | (ドイツ) | |
| フィルム・フロム・ザ・サウス映画祭 パノラマ・アジア部門 |
(ノルウェー) | |
| ロンドン映画祭 | (イギリス) |

自衛隊を除隊し、再就職先の貸植木屋で働く中年男の山岡。新人として入ったので、年下の相棒・森村に指示される立場だ。ある日久しぶりに娘のチエに会った。山岡は妻と離婚し、娘は前妻が引き取っている。チエによると水商売をしている前妻が失踪し、すでに2週間経つと言う。そこで山岡は、前妻の捜索をかつての戦友で、現在探偵業を営む矢野に頼むことにする。一方、勤務先の貸植木屋の社長は博打に凝っていた。ある時山岡は、社長がひきだしに入れていた金を森村が盗むのに気づく。山岡は軽く森村を戒めただけでその場は過ぎたのだが…。マイペースに生きる中年男が自分の意図せぬまま、思わぬ事態に巻き込まれていく姿を描いたヒューマンドラマ。
2002年/16ミリ/カラー/57分 英題:MARCH OF THE LOSERS
監督・脚本・編集:河原伸亮
制作:長谷川 泉 撮影:三輪洋平 音楽:田中克延、川原聖史 美術:水谷 力、阿比留由香 音響:川原聖史、石垣美穂
出演:小倉マサシ、今井耕平、森川久信、玉井錦龍、有馬世史子、水谷 力、福永杏奈、滝本勝吾、瀬尾 旭、谷藤マコト、川原聖史

ミュージカル女優を目指す主人公の水玉ハリコ。自分がスターになって歌い踊る日を夢見ている。ある日ハリコが出かけたのは、某ミュージカルの最終オーディション。やっと自分の番になって歌い始めたその瞬間、審査員から「はい、ありがとう」と終わりにさせられる。がっくり肩を落としてアパートに帰るハリコ。だが、大家のおばあちゃんが自分の人生経験を語り慰めてくれた。一方、同じアパートに住む女子大生のナツメは不倫の恋に悩んでいた。一緒に過ごしながらも、妻と別れるつもりのない彼をナツメは遠くに感じていた。青春真っ只中だからこそ経験するつらい出来事。ぶつかって、悩んで、それでも前進していく彼女たちの姿に好感が持てる。
2003年/DV/カラー/44分 英題:Karinto Blues
監督・脚本・撮影・編集:川西良子
音楽:大澄寒椿 助監督:松尾奈緒 衣裳:チャーマァ●ハイヂ 録音:トニー工藤
出演:佐藤 梟、宮地悦子、石川雄也、井内俊一、吉野俊則、流星☆ララ、大澄寒椿、田口キミ子

舞台は一年に一度、"くみかえの日"が訪れる町。"くみかえの日"とは、アパートが一戸ごとに切り離されて空を飛び、住居が強制的に入れ替わる引っ越しの日のこと。その日に向けて、ラジオでは警戒放送が流れている。くみかえに伴い、予期せぬ空間のひずみやズレが発生するため、住民は外出禁止となるのだ。そのため全くひと気がなくなってしまった団地街。しかし、そうした状況の中、外を歩く2人の男がいた。彼らはこの機会に各家の表札にある"家紋"のデータをパソコンに集めて回っているのだった。その途中、2人はある女の子に出会って…。日常風景にCGを使用し、幻想的な風景を作りあげた。発想の面白さが光るSFファンタジー。
2003年/DV/カラー/20分 英題:day of recomposing
監督・脚本・撮影・編集・CG:吉野耕平
原案:吉野耕平、源田剛史 小道具:源田剛史 撮影補:福島則行、和田慎司
出演:岡本 敦、今増良平、小原史佳

レストランで食事をするカップル。店を出て、これから遊園地に出かけようとしたその時、いきなり通行人に車をぶつけてしまう。しかしふたりは車を止めずそのまま走り去る。たわいのない会話をしながらドライブを続けたが、ひき逃げをしたことに動揺していたのか、道に迷ってしまった。途中ふたりはヒッチハイクする男を車に乗せる。自称小説家の彼は、「世界一の大デブの話」をふたりに話して聞かせ、深い森の中へ消えていく…。現実なのか、夢なのか。境界が曖昧な出来事が繰り広げられる。テーマが"イメージとフィジカル"であるように、美しい新緑の映像、そして役者が体全体を使って表現した躍動感が、観る人の感覚に響いてくる作品。
2003年/DV/カラー/43分 英題:Garden of Verdure
監督・脚本・編集:大吉信隆
撮影:佐々木靖之 音楽:嶋津穂高 助監督:辻村麻耶 録音:木下美紗都 ビジュアル・エフェクト:朝重龍太 タイトル・アニメーション:池ヶ谷 愛
出演:嶋津穂高、皆見ひとみ、渥美定義、佐々木しほ、辻村麻耶

3年前に集団自殺でただ1人生き残った"ヨハネ"。彼はインターネットの掲示板上に、「僕と一緒に死にませんか?」という書き込みをする。そして本当に死ねるという証拠を見せるため、場所を告知し、雑踏の中で手首を切ってみせるのだった。それをきっかけに"ヨハネ"のもとへ自殺志願者からのメールが次々に届く。しかし、"ヨハネ"の目的は彼らと一緒に死ぬことではなく、死ぬ瞬間に「生きたい!」と渇望する人間に優越感を感じることだった。被害者意識で自殺する人。死ぬギリギリのところまで辿り着きたいと願う人。死のうとする人を見て性的興奮を覚える人。"死"すら快楽や娯楽として扱いもて遊ぶ、自殺マニアという現代の病理に痛烈な疑問を投げる。
2003年/DV/カラー/37分 英題:sayonara sayo-nara
監督・編集:廣末哲万
脚本・モーショングラフィック:高橋 泉 撮影:廣末哲万、高橋 泉 音楽:並木愛枝
出演:垣原和成、高橋 泉、並木愛枝、西岡秀記、野津朋美、廣末哲万、加藤ゆかり、加藤ふゆみ、須戸奈緒美、赤見夏子
| 2004年 | 第23回バンクーバー国際映画祭 | (カナダ) |
| 2005年 | 第34回ロッテルダム国際映画祭 | (オランダ) |
| ニッポンコネクション | (ドイツ) |

母親が家で忙しく掃除をしている。小学生の息子は一生懸命絵を描いていた。母は息子が遊びに出かけた隙に、廊下の奥にあった机を移動する。帰宅した息子は自分の机が移動し、しかも母に隠れて描いていた絵が机の上に乗せられているのを見て文句を言う。母は自分が不在になる間、前から自分の部屋を欲しがっていた息子のために机を移動させたのだ。掃除をしたり、食事を作り置きしたり。母は迫ってきた自分の入院を前に家庭内の雑事を片付ける。彼女が気にかかっているのは、自分よりもむしろ息子のこと。入院する前に息子の髪を切っておこうと声をかけるのだった…。母子のホッと心温まる交流をスケッチ風に描写した短編作品。
2003年/16ミリ/カラー/12分 英題:382
監督・脚本・編集:久保田裕子
制作:松下美沙 撮影:江口 佑 音楽:崎本伸郎 照明:壷井大輔、中村健太 記録:本田 聖 助監督:今村洋平
出演:佐藤幸子、中村憲和
| 2005年 | ニッポンコネクション | (ドイツ) |

東京へ修学旅行にやってきた高校生3人組。彼らは修学旅行の班決めで、あぶれてしまった余り者の班だった。ビデオカメラで同級生を撮り続ける者、ずっと憂鬱な表情をしている者など、三者三様に新宿のビル街を散策していた。そこへ1人が突然、「行きたいところがある」と言い出す。あとの2人は特に反対することもなく、どこに行くかもわからないまま、そこへ行くことにする。電車に乗り、山道を歩き、3人が行き着いた先とは…。彼らにはそれぞれ、大きくのしかかる心の闇があった。同級生にも打ち明けられない深い悩みや孤独。しかし今回の旅をきっかけに、それを乗り越えていこうとする彼ら。その姿がハッとするほどさわやかな印象を残す。
2003年/DV/カラー/8分 英題:A SCHOOL TRIP
監督・脚本・編集:藤野健一郎
撮影:徳田光太、沖田智嗣
出演:藤野健一郎、嶌田矩晃、成田英介

歩は、学校の屋上からの眺めが好きな中学生。彼女はある日張り出された学級新聞で、自分が嫌われ者部門第3位になったことを知る。かわいい子部門第1位に選ばれた女の子は、謙遜しながらもうれしさが顔に溢れている。どこか冷めた物の見方をしている歩だが、やはり気にしないと言えばウソになる。イヤな気分になって保健室に逃げる歩。そこへ嫌われ部門1位だった姿子が、歩を探しにやってきた。2人は何気なく屋上へ行く。そこからは、クラスの人間模様が手にとるように窺えた。2人は、それぞれいろんな想いを抱きつつ、屋上の上で1時間だけ同じ空気を味わうのだった…。デフォルメ化された漫画的キャラクターや出来事をドラマに昇華した短編作品。
2003年/DV/カラー/15分 英題:visible from here
監督・脚本・編集:岩田ユキ
撮影:滝田佳子 音楽:ないあがらせっと 助監督:松村良洋、楠 俊之
出演:浅田理芳、佐藤穂奈美、三浦百合香、鉢峰杏奈、及川 勝
| 2004年 | 第2回アシアナ国際短編映画祭 | (韓国) |

一生懸命に漫画を描く4人の女子高生のシーンから映画は始まる。彼女たちが描く漫画の主人公、しのぶは藤原先輩にひと目惚れした高校生2年生。しのぶは仲良しの玉ちゃんと誕生パーティー、天体観測会、文化祭など、楽しいことだらけの高校生活を満喫していた。そして季節は流れて春。しのぶは藤原先輩に告白できないまま、先輩は卒業してしまう…。はずなのだが、この1年を巻き戻したかのような高校生活が再び始まる。しのぶは先輩にまたしてもひと目惚れをし、楽しい高校生活を送るのだった…。同じことを永遠に繰り返す漫画の登場人物たち。そのことに気づいてしまったしのぶは一体どうするのか?観客を作品世界へ巻き込む'80年代風学園ドラマ。
2003年/DV/カラー/80分 英題:Play Blossom on the Ordinary Planet
監督・脚本・撮影・編集:池
音楽:浦上悠平、鶴田美音、高見沢克哉、もやしバット デザイナー:志村信裕
出演:大下美歩、内藤 諭、佐々木理沙、仮屋美千子、五味 健、吉田隆太、高橋幸平、佐々木慶一郎、池、Shimpei、外山尊也

廃墟のような病室で目を覚ました女。看護士なのか、白衣を着ているが汚れている。彼女はベッドの下に不思議なギプスをつけた男・ツブロが倒れているのを見つけてひきずり出す。女は病室のドアを開けようとするがビクともせず、「助けて!」と叫んでみるが、返事もない。2人は病室に閉じ込められているのだ。一生懸命外に出ようとする女。「僕はずっとここにいたんだ」と出る気力がないツブロ。この物語では、ここがどこなのか、なぜ閉じ込められているのか、2人は何者なのか、などの説明は一切ない。一貫して表現されるのは、ギプスをはめたツブロの心象風景。女の力を借りてツブロが心の殻を破るまでの心情を、圧倒的な造形描写で表現する。
2003年/DV/カラー/70分 英題:TSUBURO
監督・脚本・撮影・編集:山田雅史
音楽:藤井一米/橋本瑞穂/SUNŚA 助監督:若月和哉/徳網真澄
出演:吉岡寛之/細江祐子/高田 恵/西村直祥/岡本良太/伊木俊輔
| 2004年 | 第23回バンクーバー国際映画祭 | (カナダ) |
| 第9回釜山国際映画祭 | (韓国) | |
| CJアジアンインディペンデント映画祭 | (韓国) | |
| 2005年 | ニッポンコネクション | (ドイツ) |
| 第11回サラエボ映画祭 | (ボスニア・ヘルツェゴビナ) | |
| バルセロナ・アジア映画祭 | (スペイン) | |
| でじま映画祭 | (オランダ) |

妻の親の遺産で食いつなぐ、無職のヒモ亭主・八代ユキオ。彼は10年間失踪していた学生時代の親友マンモと再会する。マンモは自分が失踪していた経験を生かし、元警官のマッピーと忍者の格好をした猫崎という風変わりな仲間を集め、失踪者探し専門の探偵団をやっているという。その頃、ユキオが暮らす練馬区豊玉界隈で失踪者が相次いでいた。ユキオが住むアパートの大家さんの息子も突然いなくなったという。大家さんに「僕が息子さんを探しますよ!」と豪語したユキオ。そこでマンモたちが一連の失踪事件を調べることになったのだが…。俳優がやたらと脱ぎ、下ネタギャグをこれでもかと連発。突き抜けた方向へ物語が突っ走りまくる爆笑コメディ。
2003年/DV/カラー/78分 英題:MANMO
監督・脚本・撮影・編集:園田順三
制作:馬場喜子 音楽:宮崎智彦
出演:相川佳輝、横川詠一、寺田哲也、新島大悟、坂本大樹、梶井高瀬、志水恵実子、大木勝志

大学生の男がひたすら走って地下鉄に逃げこむ。ある2人組の男から逃げていたのだ。やっと2人組から逃れることができてホッとしていた帰り道、女の子がひったくりに遭うのを目撃する。しかもひったくりをしたのは先ほどの2人組だった。その後、彼は女の子のバッグを道ばたで拾うのだが、その中にかわいい女の子のポートレート写真をみつける。その写真に彼はひと目惚れしてしまい…。主人公はハムスターが友達という気弱な青年。女の子に思うように声もかけられず、ぼんやりと夢想にふける。そんなおとなしい青年がなぜ暴力行為に及んだのか? 少ない会話ながらも、俳優の表情や演出で暴力に至るまでの過程を丁寧に描く。
2003年/DV/カラー/50分 英題:Out of Order
監督・脚本・撮影・編集:李 尚宰
音楽:ARNO 助監督:姜 勇気 小道具:劉 善株、金 貞仁、金 智慧
出演:清宮賢二郎、金 智慧、杉本 保、金 蓉民、山口 修、大塚美紀子、祢津悠紀、川口華奈子