福岡開幕まで

第38回PFF

東京会場
9月10日[土]~23日[金] 東京国立近代美術館フィルムセンター
京都会場
10月29日[土]~11月4日[金] 京都シネマ
神戸会場
11月3日[木・祝]~6日[日] 神戸アートビレッジセンター
名古屋会場
11月11日[金]~13日[日] 愛知芸術文化センター
福岡会場
2017年4月開催予定 福岡市総合図書館

◎コンペティション部門PFFアワード2016

PFFアワードは、自主映画のためにあります。自主映画とは、自ら企画し、自ら創り上げる映画=DIY映画です。だからこそ生まれる“よろこび”と“オリジナリティ”、予期せぬ驚きと力への期待を、本年はこの20作品に込めてお贈りします。
※最終審査員や各賞の紹介、審査方法など、詳しくは「PFFアワード2016について/賞」をご覧ください。

『おーい、大石』

監督:菊沢将憲(41歳/福岡県出身)

平和活動に少しあきあきしていたキクザワが、荒川の橋の下で暮らしていたオオイシと再会する。彼らは、そこら辺の葉っぱの煙を吸って黄色い蝉と出会ったり、魚を釣ったり、劇をやったり、懐中電灯でシグナルを送り合ったりして過ごす。だが翌日オオイシは、タップを踏みながら川沿いの道の向こうに消えていく。
なんだかまったく現実感のない川向こうのスカイツリーを前に、二人の男は夢のように曖昧な時間を過ごす。世界の平和、帰るべき場所、いなくなった友達。そんなあやふやなものたちすべてに向かって、明滅する懐中電灯のあやふやなメッセージを、彼らは必死に送っている。

Profile

菊沢将憲Masanori Kikuzawa

1974年生まれ、福岡県出身。福岡県立門司北高等学校卒業。主演した自主制作映画『815』が2003年のバンクーバー国際映画祭コンペティション部門に選出、そのとき監督と俳優の待遇の違いに驚き、監督を目指す。

= 上映スケジュール =

[2016年/26分/カラー]
監督・脚本・撮影・編集・録音・音楽:菊沢将憲
出演:大石貴也、菊沢将憲、清原 惟

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