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PFFディレクターBLOGRSS

2013/09/02 09:41:05

PFFまであと12日!PFFアワード最終審査員そして特撮講座決定です!

前回のブログから34日経過しました...大変ご無沙汰致しております。
その間に、プレフェスティバルである『PFFスカラシップのすべて』及び『HOMESICK』公開記念イベントを終了しました。ご来場くださった皆様、ありがとうございました。
特に、8mmオールナイト上映は、きらきらと眩しい朝までお付き合いくださいまして感謝致します。

TSUTAYA渋谷のPFFコーナーを更新しました。今回も、「あの名作がレンタルなし?」という驚きがありました。最近大変多い、名作のレンタル版廃盤です。*どこかにこれまで廃盤と言われたリストを溜めていますので、見つけ次第お知らせします。意外なタイトルが入っています。

そして今、いよいよ第35回PFF開催目前です。

大変お待たせしておりました「PFFアワード2013」最終審査員5名を本日発表します。
また、追って、チラシに告知のみ掲載しました、初日、オープニングを飾る特別講座「今、改めて特撮」の詳細をお伝えします。
本講座は、入場無料の招待制とし、9月6日金曜締切(!)でインターネット公募の計画です。
オープニングを飾る、といえば、そうです14日に実施する講座です!
それも朝10:45~14:30を予定しています。そして応募締切日は6日!
なんということでしょうか。
がインターネットのおかげで、直前の告知が可能になることに驚いています・・・時間がなくてすいません。しかし、内容は盛り沢山。映画づくりに役立つ発見の宝庫になることでしょう。

映写環境整備、上映素材集約、ゲスト対応、制作物進行、スタッフィング、宣伝、など、次から次に課題の出てくる猫の手も借りたい映画祭開催直前ですが、例年この時期は私の担当事項の多くは終わって、ひといきつける週末のはず・・・という甘い考えのもとに、8/30,31,9/1の三日間、伝説のテレビディレクター今野勉さんによる「勉塾」に参加申し込みをしてしまっていました。PFF事務局から徒歩5分のテレビマンユニオンで開催だったのも便利です。
しかし自分の終わってる<はず>だった仕事は、絶賛継続中でしたので、一日4時間のこの講座、直前まで逡巡したのです。が、行ってよかった。とてもいい経験ができました。「自主映画とは何か」という私自身の課題にとっても、「映画映像産業界に於ける、PFFの位置」ということについても、何かが見えてきた実感を、今、整理しはじめています。

そして、物凄い喜びとして、期待通り、テレビ勃興期の名だたる作品も多数目撃することができました。ゲストの是枝裕和さんや高見順さんと今野さんとの会話に、自分自身の課題が整理できたことも大きかった。

以前、ベルリンの映画博物館から、ハリーハウゼンの多数のミニチュアを含む「特撮コーナー」が消えてしまい、テレビのアーカイブに生まれ変わっていたショックをここに書いたかと思うのですが、何故そうなったのかも合点がいく塾でした。

そして、テレビディレクターの仕事とは、つまり、プロフェッショナルであること、技術者であることであり、それは、映画監督という仕事が、スタジオ制作時代、プロフェッショナル集団の中にあったことと呼応すると申しましょうか、趣味ではない、職業であること、を前提のすべての話なのであると、基本的なことをしみじみと感じたのでした。

ひるがえって、PFFは自主映画を上映する場所。まだこの先が未知数のつくり手のための場所です。映画作家と呼ばれる仕事をしていくのか、何らかの別の職能を発見していくのか、まだ柔らかく光る各人の中の何かを発見するきっかけとなる場所です。

3日間の話を聞いていくと、「既にプロフェッショナルな人たち(あるいはそうなりたいと志向する人たち)がテレビというメディアをどう考えていくのか、というためにある」塾であることを実感し(遅いですね)場違いな自分を認識すると同時に、別の場所から自分の場所を検証する醍醐味にはまってしまったのでした。

と言われても、なんのことやらわからないですよね。
すいません。まだ言語化できていません。
ひとつだけわかるのは、映像の力というものです。
このおせっかいと親切がちょっと足りない現代社会で、映像がその役割を担うことができるな、と、そんなことを漠然と考えています。
カメラを誰かに向けることによって、何かが変わる。そのふんだんな実験ができる場所が自主映画ではないかと。生の姿を恐れず掴み、映像が「目を閉じる」ために発達する現在、本来の機能である「目を開く」ことに入っていける可能性が、自主映画には高くあるのではないかと考えました。

第35回PFFのラインナップは、つまりそんな部分を持つ作品たちなのかもしれません。

いよいよカウントダウンに入った第35回PFFぴあフィルムフェスティバル。本日からは、真面目にこのブログで、上映作品やゲストのあんなことこんなことをお伝えしていきます。

プロフィール

PFFディレクター
荒木啓子 Keiko Araki

雑誌編集、イベント企画、劇場映画やTVドラマの製作・宣伝などの仕事を経て、1990年より映画祭に携わる。1992年、PFFディレクターに就任。PFF全国開催への拡大や、PFFスカラシップのレギュラー化、海外への自主製作映画の紹介に尽力。国内外で映画による交流を図っている。

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