上映作品紹介

◎招待作品部門 映画のコツ

映画を構成する様々な要素について更に意識的になること、更に映画を楽しめるようになることを願うPFF講座シリーズ。
今年は視覚の大きなキーである「美術」と、映画の総合的なリーダー「プロデューサー」について迫ります!映画上映と、ゲストの対談で送る贅沢な時間を堪能してください。

「21世紀から観る小津安二郎の映画と空間」

対談:種田陽平美術監督×周防正行監督

1984年公開当時、低予算のピンク映画にもかかわらず大きな話題を呼んだ周防正行監督の『変態家族兄貴の嫁さん』。小津映画にオマージュを捧げたこの映画の美術は、一般映画で助手として仕事をしていた種田陽平氏だった。出会いから30年たった今、この二人が、小津映画独特の美術、また、映画と映画美術の関係について対談する。上映は、小津安二郎監督が唯一東宝に招かれオール東宝スタッフで撮ったアグファカラーの美しいオールスター映画『小早川家の秋』。

◎参考上映作品

『小早川家の秋』

[1961年/103分/カラー/35ミリ] ※英語字幕版での上映 with English subtitle
監督:小津安二郎 出演:中村鴈治郎、原 節子、小林桂樹

京都にある造り酒屋「小早川」を舞台に、小早川家にかかわる人々の悲喜こもごもを、ユーモアやと無常観を交えて情感たっぷりに描写した物語。松竹を拠点としてきた小津が、東宝でメガホンをとった唯一の作品。

上映日時
  • 【 東 京 】2015年9月13日(日) 17:30~
    ※上映後、種田陽平美術監督、周防正行監督による対談あり!

このページの上部へ戻る