かつて自主映画とは8mmでした。名作6本を8mm映写機を持ち込み上映。貴重なチャンス到来です!
これはドラマか、ドキュメンタリーか?
レッテルの隙間をすり抜け、映画の本質に迫る
[1984年/8ミリ/カラー/85分]
監督・制作・脚本・撮影:諏訪敦彦
出演:加村隆幸、伊藤理恵
冒頭、「はなされるGANG」と云う字幕で、2人の役者、加村と理恵がこれから始まる物語について語り始める。そして耳の聞こえないギャング、加村と、文庫本を読む少女、理恵の逃走劇が展開されてゆく。シーン毎に、撮影された日付が記され、ほぼ順撮りで、一筆描きのようにして撮られたこの作品は、フィルムの虚構性のウラをかいて、映画の本質に迫ろうとする。
1960年、広島県出身。
東京造形大学在学中に数々のインディペンデント映画の制作に関わりながら本作を制作。その後長編劇映画「2/デュオ」でデビュー。「M/OTHER」「H/Story」「不完全なふたり」「ユキとニナ」などを製作し、国内のみならず海外でも大きな尊敬を集めている。
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