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PFFディレクターBLOGRSS

2012/10/03 21:22:06

5年ぶりに釜山に行きます

PFF開催会期が秋に移動したこともあり、映画祭シーズンまっただなかの海外へ出かけなくなってからはや5年。
PFF終了後の後片付けをしていると、あっというまに山形で、あっというまに東京国際で、あっというまにFILMEXで、あっというまにPFFの全国開催で、息つく暇もないからでしたが、今年は突然、決めました!釜山国際映画祭(BIFF)参加!

まだまだ、先週終了したばかりの第34回PFFの数々の反省に悶え苦しむ毎日ですが、「作品の出品はしているのに、その映画祭を知らない・・・」という後ろめたさを払底したかったのもひとつの理由。
この2年でまた大きく変化したと聞くBIFFを改めて体験し、今後招待される監督に伝えたいと同時に、冷静になってPFFの役割を更に考えてみたいと思いました。

とにかくどんどん大きくなっているBIFF。海外映画祭からの参加者もうなぎ上りで、「釜山でミーティングするのも、ベルリンでミーティングするのも、同じだったりして・・・」という気もしたり。
更に、300作品を超える上映ラインナップも、ますます映画祭らしい充実ぶり。
もし、10日間の会期を「全部映画を観ることに使う」と決め、組んだ予定どおりにチケットがうまくとれれば(←結構とれない記憶がある)、そして、英語字幕で見続ける体力があれば(私は一日3本がベストで4本だとかなり集中力が落ちるので、間に日本語の映画を入れてみたりします)、「日本の映画祭でみなくても、ここで網羅できるね」、という部分があります。
*あ、勿論、英語だけでなく、韓国語字幕も外国作品にはついてます。

しかし、釜山のラインナップって、かなり渋いんですよ。
なのに、この、「お祭り」感の演出のうまさはどうだ!

「ボランティアの応募者5792人から精選された788名に決定!」
「開幕式のチケット、発売1分34秒で売り切れ!閉幕式も、3分31秒で売り切れ!」

このニュース、久しぶりに行く釜山ですから、ちょっとアクセスしてみたPUSAN NAVIにバーンと出てました。台湾の旅では頼りっぱなしのTAIWAN NAVI。釜山もNAVIはきっと強い味方だと想像して初アクセスしましたら、上記のようなBIFFの話題が山盛りでした。

お伝えし忘れましたが、本年の釜山には、『くじらのまち』がニューカレンツコンペティションに招待されています。5,6,10日と上映があり、13日が表彰式です。
私は、鶴岡監督と10日の上映に参加し、何年ぶりか忘れたほど昔に体験した表彰式に参加してきます。
1週間前まで、BIFF参加を全く考えていなかったので、審査員に、タル・ベーラと河瀬直美の東西独自の美学監督がいることも知ったばかり。「これは結果の予想がつかないなあ・・・」と、ひとり呟いております。

コンペの全ラインナップを、鶴岡監督には「今、世界の映画人が何をどう描くのか」是非網羅して感じてもらいたいなあと思いながら、同時に、初めての海外映画祭体験では、映画をみるだけではなく、人との交流や街の探索もしてほしい気持ちも。
自分自身は、色々観たい作品に目移りしているのですが、「この際、日本でみることのできる作品は、はずすか?」という割り切りも・・・と言いながら、日本の映画祭にもあまり参加できなかったりするのですが・・・行きたかったな、京都映画祭・・・

現地では、PCのアクセスさえうまくいけば、通常の仕事もすすめられますので、仕事と映画と交流と、の濃い毎日。これで、毎夜のパーティーに出る人たちは、寝る時間はどこに?と、映画祭の人々の体力にめまいがするのでした。
それが、「祭り」ゆえの高揚感ですね。

さて、今月のPFF事務局は、12/22~24開催の「PFFin神戸」と来年3月開催の所沢「ミューズシネマセレクション 世界が注目する日本映画たち」のチラシを作成し、開催告知に入ります。
また、TSUTAYA渋谷店ブースの新展開が10/25からです。
同時に、TIFFやFILMEX時期に来日する海外の映画祭ディレクターやプログラマーに、作品の紹介を行います。

釜山では、このブログを書く時間がもっとあることを期待して(この時期なのでホテルがとれず、会場から不便な安宿でPC環境不明なのです・・・)さまざまなお話が出来ればと思っています。


プロフィール

PFFディレクター
荒木啓子 Keiko Araki

雑誌編集、イベント企画、劇場映画やTVドラマの製作・宣伝などの仕事を経て、1990年より映画祭に携わる。1992年、PFFディレクターに就任。PFF全国開催への拡大や、PFFスカラシップのレギュラー化、海外への自主製作映画の紹介に尽力。国内外で映画による交流を図っている。

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