賞・審査員について知る。

「PFFアワード2025」の審査員と、
各賞をご紹介します。

今年の最終審査員2025年度

入選作品の中から、グランプリなど3賞5作品を選ぶ
最終審査員の方々をご紹介します。  ※敬称略。五十音順

門脇麦/MUGI Kadowaki

門 脇麦/MUGI Kadowaki

2011年俳優デビュー。2015年に第88回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞受賞。
主な映画主演作品に『二重生活』(16)、『世界は今日から君のもの』(17)、『止められるか、俺たちを』(18)、『チワワちゃん』(19)、『さよならくちびる』(19)、『あのこは貴族』(21)、『ほつれる』(23)など。TVドラマや舞台でも活躍。近年ではTV主演作「厨房のありす」があり、10月からは舞台『狩場の悲劇』が上演される。

関友彦/TOMOHIKO Seki

関 友彦/TOMOHIKO Seki

1996年に文化学院英米文学科を卒業後、渡英。2000年に帰国後、フリーランスの制作スタッフとして多くの国内映画や合作映画の現場を経験。2008年に株式会社コギトワークスを設立。『人数の家』(20)、『逃げ切れた夢』(23)などをプロデュース。2024年に『箱男』、『あんのこと』、『若武者』などの功績により「新藤兼人賞」プロデューサー賞を受賞。『風のマジム』が9月公開予定。

福永壮志/TAKESHI Fukunaga

福永壮志/TAKESHI Fukunaga

初⻑編映画『リベリアの白い血』が、ベルリン映画祭パノラマ部門に正式出品。
⻑編二作目の『アイヌモシㇼ』は、トライベッカ映画祭で審査員特別賞、グアナファト国際映画祭で最優秀作品賞を受賞。長編三作目の『山女』は、東京国際映画祭のコンペティション部門等で上映される。近年では、ハリウッド製作のドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』の第7話の監督を務めた。

関友彦/MARIKO Yamauchi

山内マリコ/MARIKO Yamauchi

大学で映画を学び、2008年に「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞。2012年、受賞作を含む連作短編集「ここは退屈迎えに来て」で作家デビュー。地方に生きる女性たちのリアルな姿を描く作風で注目を集める。主な著書に「アズミ・ハルコは行方不明」(13)、「あのこは貴族」(16)、「選んだ孤独はよい孤独」(18)、「一心同体だった」(22)、「マリリン・トールド・ミー」(24)などがある。リズミカルな文体で映画化作品も

山中瑶子/YOKO Yamanaka

山中瑶子/YOKO Yamanaka

独学で制作した初監督作品『あみこ』(17)が「PFFアワード2017」に入選し、観客賞、ひかりTV賞を受賞。翌年、20歳で第68回ベルリン映画祭に史上最年少で招待される。『魚座どうし』(20)など短編製作を経て、初長編作『ナミビアの砂漠』(24)は昨年の第77回カンヌ国際映画祭監督週間に出品され、国際映画批評家連盟賞を受賞。2025年3月には「第6回大島渚賞」受賞。

賞一覧

最終審査員の選ぶ3賞5作品

  • グランプリ

    映画監督として最も期待したいつくり手に贈られます
    <副賞100万円>

  • 準グランプリ

    グランプリに迫る才能を感じさせるつくり手に贈られます
    <副賞20万円>

  • 審査員特別賞/3作品

    無視することができない才能を感じさせるつくり手に贈られます
    <副賞10万円>

PFFオフィシャルサポーター、観客の選ぶ賞

  • エンタテインメント賞(ホリプロ賞)

    作品の優れたエンタテイメント性に対して贈られます
    <副賞あり>

  • 映画ファン賞(ぴあニスト賞)

    一般審査員による賞。
    「映画館で見たい」才能に対して贈られます<副賞あり>

  • 観客賞

    観客の人気投票により最も高い支持を得た作品に贈られます
    <副賞あり>

入選監督全員に

PFFプロデュースへの挑戦権が与えられます

新しい才能の育成

PFFプロデュースとは?

1984年にはじまった、長編映画製作プロジェクトのこと。
(旧称:PFFスカラシップ)
PFFアワードの入選監督から1名を選出し、
企画開発・映画製作・DVD化・配信など
PFFがトータルにプロデュースし
長編映画デビューを支援します。

入選作品はどうやって選んでいるの?

2月〜3月 作品の募集

3月〜 1次選考

「1作品につき3人以上のメンバーが途中で止めることなく完全に観る」
というルールのもとに、応募全作品を視聴します。
「多数決制なし、合議制を貫く」方針で丸一日討議し
1次通過作品を決めます。

5月〜 2次選考

1次審査通過作品をセレクション・メンバー全員が鑑賞。
選考会議で、映画祭で上映する入選作品を丸二日にわたり討議。
徹底した議論を経て、最終的にPFFディレクターが
入選作品を決定します。

9月 ぴあフィルムフェスティバル開催

最終審査

映画監督を含む5名のトップクリエイーターで構成された
最終審査員により審査が行われ
映画祭会期中の表彰式にてグランプリが決定します!

PFFプロデュース

次回作の企画を提出した入選者の中から1名を選出し
PFFがトータルにプロデュースして劇場映画監督としての
デビューを支援します。