今度さ、宇宙にジャムサンド飛ばさない?
ソウルから京都にきたリン、沖縄から京都にきたそら。大学で映画を志す2人はお互いを撮り合うことで対話を重ねる。ジャムサンドを空に飛ばしたい、カメラを万引きしたい、沖縄でそらのルーツを辿りたい、沢山のやりたい事をフィルムに焼き付ける2人の対話は、主観と客観を曖昧にしながらお互いのアイデンティティを探究して行く。
監督:シン・チェリン/撮影:清水歩夢、西尾千裕/録音:キム・スビン/編集:西尾千裕
出演:シン・チェリン、伊丹そら

シン・チェリン Shin Chaerin
1998年、韓国生まれ。京都芸術大学映画学科で北小路隆志氏らに学ぶ。卒業制作でつくった本作は芳泉文化財団の映像研究表彰で大賞を受賞し、第21回大阪アジアン映画祭でも上映。
1998年、韓国生まれ。京都芸術大学映画学科で北小路隆志氏らに学ぶ。卒業制作でつくった本作は芳泉文化財団の映像研究表彰で大賞を受賞し、第21回大阪アジアン映画祭でも上映された。
Q.なぜ映画をつくりたかったのか?
どうして、この作品をつくることにしたのか?
そらと一緒にいると自由になる気がする。後ずさりもダンスに見えるのではないかと思うくらい。
いきなり電話が鳴って出るとそらだった。すぐ会う予定だったからある程度喋って「じゃまた後でね!」と言ったら、そらは「今は音楽聴くよりリンの声を聞きたい」と言った。ある愛はこういう風に始まった。
別の世界で別の存在として生きてきた私たちがお互いを感じる瞬間。愛の片鱗が不意に一瞬見える瞬間。そらといると何かが愛に変わる瞬間が沢山ある。