ワンカットで撮影された狂気の沙汰
闇バイトの運転手・佐藤は、匿名の人物からの指示に従い、三人の男を車に乗せてある計画を実行する為に目的地に向う。実行後、慌てて戻ってきた男達だが、極度に怯えたひとりが車内で硬直してしまう…。普通の男達の人生が崩れていく恐ろしさをワンシーンワンカットで克明に描く。2022年グランプリ受賞作『J005311』主演俳優による渾身の一作。
監督・脚本・編集:野村一瑛
出演:河野宏紀、原 恭士郎、高橋虎之介、川端康太
Q.なぜ映画をつくりたかったのか?
どうして、この作品をつくることにしたのか?
私は、“気づいたら、もう立ち戻れない状況に置かれてしまった若者達”を今、映画で撮る必要があると思いこの映画を撮りました。きっかけは、私の自宅近くで闇バイトが絡む殺人事件あり後日、詳しい記事を読むと、加害者の20代の青年は、家族が人質に取られ仕方なく犯行を行ったと書いてありました。私は、このような事件が増える中、最悪な未来を描く事で、最悪な未来を防ぐ事が出来ないかと思い、本作をつくりました。