第31回ぴあフィルムフェスティバル

JAPAN国際コンテンツフェスティバル

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東京会場

招待作品部門 イーストウッド!~映画監督クリント・イーストウッド誕生~

不遇の大部屋俳優時代から映画に並外れた情熱を持ち続けたクリント・イーストウッド。
テレビスターを経て、マカロニ・ウエスタンで異国の地で初の映画主演という、遅咲きで異色のキャリアを監督デビューへの地道な技術習得へと結びつけたイーストウッドの、映画監督への軌跡を特集。
1997年からつづけるPFFの特別企画「巨匠たちのファーストステップ」第5弾ともなる本企画は、海外からの貴重なプリントで構成される今回限りのチャンス。同時に、幸いにもまだ日本にプリントが存在する名匠巨匠と呼ばれ始める『許されざる者』(1992年)以降の名作群も堪能して欲しい。
また、最新作品『チェンジリング』と『グラン・トリノ』未体験の方は劇場公開をお見逃しなく!

クリント・イーストウッド

1930年5月31日サンフランシスコに生まれる。
兵役中に映画の仕事に興味を持ち、54年ユニヴァーサル・スタジオのスクリーンテストに合格し俳優契約。2年間で7本の映画に端役出演後契約解除。その後もアルバイトをしながらRKO映画やテレビの出演を続け、59年テレビシリーズ「ローハイド」の準主役ロディ・イェーツ役に抜擢され人気を不動のものにする。64年、主演に招かれたイタリア+スペイン+西ドイツ合作西部劇「荒野の用心棒」がヨーロッパで大ヒット。暫くイタリアでの主演を続ける。67年自身の製作会社「マルパソ」設立。以後、映画を中心とした活躍を続け、当たり役「ダーティハリー」(71年)でアメリカNo.1マネーメイキングスターとなる。その後も様々な挑戦を続け、現在まで53本の主演や監督作品をヒットさせてきた稀有な巨匠。

初出演 日本未公開

半魚人の逆襲

REVENGE OF THE CREATURE 1955年/82分/白黒/DVD上映/日本語字幕付
監督:ジャック・アーノルド 出演:ジョン・エイガー、ロリ・ネルソン、ジョン・ブロムフィールド

名作『大アマゾンの半魚人』の続編で、当時は3-D映画として製作された。イーストウッドは研究助手ジェニングス役でクレジットも無いわずかな出演なのでお見逃しなきよう。

東京
7月25日(土) 11:00

※カラーでの上映です。

主演

夕陽のガンマン

PER QUALCHE DOLLARO IN PIÙ / FOR A FEW DOLLARS MORE
1965年/132分/カラー/日本語字幕投影/英語版
監督:セルジオ・レオーネ 出演:リー・ヴァン・クリーフ、ジャン・マリア・ヴォロンテ、クラウス・キンスキー

大ファンの黒沢明『用心棒』のリメイクと聞き出演した『荒野の用心棒』(64)のヒットで、再びレオーネ監督と組んだ本作。無口な早撃ちヒーローの造形が爆発的な人気を獲得した。

東京
7月25日(土) 13:30/8月1日(土) 13:15

※カラーでの上映です。

主演

続 ・夕陽のガンマン/地獄の決斗

IL BUONO, IL BRUTTO, IL CATTIVO / THE GOOD, THE BAD AND THE UGLY
1966年/180分/カラー/日本語字幕投影/英語版
監督:セルジオ・レオーネ 出演:イーライ・ウォーラック、リー・ヴァン・クリーフ、ラダ・ラシモフ、アルド・ジュフレ

レオーネ監督との最後の仕事は、南北戦争を背景にした本格的西部劇大作。原題どおり3人の賞金稼ぎが絶妙に絡み、世界的大ヒットとなった。この後、マカロニ・ウエスタンが世界に定着。

東京
7月28日(火) 12:30/8月1日(土) 16:15

※カラーでの上映です。

主演

マンハッタン無宿

COOGAN'S BLUFF 1968年/94分/カラー/日本語字幕投影
監督:ドン・シーゲル 出演:リー・J・コッブ、スーザン・クラーク、タイシャ・スターリング、ドン・ストラウド

カウボーイNYに現る!この現代劇初主演作でドン・シーゲルと出会い盟友に。スタントなしのオートバイアクションも話題となる。ダーティハリー誕生の予感。音楽ラロ・シフリン。

東京
7月28日(火) 16:30/8月2日(日) 11:00

主演

白い肌の異常な夜

THE BEGUILED 1971年/105分/カラー/日本語字幕投影
監督:ドン・シーゲル 出演:ジェラルディン・ペイジ、エリザベス・ハートマン、ジョー・アン・ハリス、ダーリーン・カー

アクションなし。19世紀の女学院に運びこまれた南軍の負傷兵が、女たちに弄ばれる異様な設定の役に挑戦。アメリカでの興業は失敗したが、欧州では傑作と位置づけられる。

白い肌の異常な夜:ストーリーテラー

THE BEGUILED: THE STORYTELLER 1971年/12分/カラー 出演:ドン・シーゲル

イーストウッド初監督作品。撮影現場でのドン・シーゲルの演出術を記録。TV番組や特典映像で一部は紹介されたが、全編上映は初めてとなる。
*『白い肌の異常な夜』と同時上映

東京
7月28日(火) 19:00/8月1日(土) 10:30

※カラーでの上映です。

長編初監督+主演

恐怖のメロディ

PLAY MISTY FOR ME 1971年/102分/カラー/日本語字幕投影
出演:ジェシカ・ウォルター、ドナ・ミルズ、ジョン・ラーチ、ジャック・ギング

人気DJの一夜の遊びが思わぬ結果となるサスペンス。『危険な情事』(87)は、この映画を基にしたと言われる。監督デビュー作にこの題材を選ぶ勇気と巧みな省略の技に驚く。

東京
7月29日(水) 13:00/8月2日(日) 13:30

※カラーでの上映です。

監督+主演

荒野のストレンジャー

HIGH PLAINS DRIFTER 1973年/105分/カラー/日本語字幕投影
出演:ヴァーナ・ブルーム、マリアンナ・ヒル、ミッチェル・ライアン、ジャック・ギング

『真昼の決闘』(52)の結末がもし違っていたら・・・と始まった西部劇初監督作品。流れ者が街を真っ赤に塗りこめる。いずこともなく来て去っていく正体不明で孤独な男の造形が定着する。

東京
7月29日(水) 16:00/8月4日(火) 19:00

監督 日本未公開

愛のそよ風

BREEZY 1973年/105分/カラー/日本語字幕投影
出演:ウィリアム・ホールデン、ケイ・レンツ、ロジャー・C・カーメル、マージ・デュセイ、ジョーン・ホチキス

初めて監督に専念。大スター、ウィリアム・ホールデンを迎え、年の離れた男女の出会いを繊細に瑞々しく描く恋愛映画。興行は不振で、次の監督専任は「バード」(88)まで待つことになる。

東京
7月29日(水) 19:00/8月2日(日) 16:30

※カラーでの上映です。

製作+監督+主演

許されざる者

UNFORGIVEN 1992年/131分/カラー/日本語字幕付
出演:ジーン・ハックマン、モーガン・フリーマン、リチャード・ハリス、ジェームズ・ウールヴェット

セルジオ・レオーネとドン・シーゲルに捧げられた暴力についての省察を課題にした西部劇。老いた無法者の最後の戦い。本作で初めてアカデミー監督賞他4賞を受賞。

東京
7月21日(火) 19:00/8月5日(水) 16:00

※カラーでの上映です。

製作+監督+主演

マディソン郡の橋

THE BRIDGES OF MADISON COUNTY 1995年/135分/カラー/日本語字幕付
出演:メリル・ストリープ、アニー・コーリー、ヴィクター・スレザック、ジム・ヘイニー

ベストセラーロマンス小説の映画化に世界が驚く。アイオワ州の田舎に住むイタリア人主婦と旅のカメラマンの4日間だけの、しかし真実の恋を切なく演じ涙もみせる。

東京
8月4日(火) 13:00

※カラーでの上映です。

製作+監督

真夜中のサバナ

MIDNIGHT IN THE GARDEN OF GOOD AND EVIL 1997年/155分/カラー/日本語字幕付
出演:ジョン・キューザック、ケビン・スペイシー、ジャック・トンプソン、アーマ・P・ホール、ジュード・ロウ

『愛のそよ風』『バード』に続く監督専任第3作はアメリカ南部の不思議な街サバナを舞台に不思議な人々を描く群像劇であり法廷劇。娘アリスンもオーディションを経て出演。

東京
7月21日(火) 15:30

製作+監督+主演

トゥルー・クライム

TRUE CRIME 1999年/127分/カラー/日本語字幕付
出演:イザイア・ワシントン、リサ・ゲイ・ハミルトン、ジェームズ・ウッズ、デニス・リアリー

死刑執行まで12時間に迫った囚人の無実を感じ奔走する女好きで破滅的なジャーナリストを軽やかに演じる。「冤罪」と「死刑」と「タイムリミット」という歴史的王道映画が蘇る。

東京
7月26日(日) 17:00

※カラーでの上映です。

製作+監督+主演

スペース カウボーイ

SPACE COWBOYS 2000年/130分/カラー/日本語字幕付
出演:トミー・リー・ジョーンズ、ドナルド・サザーランド、ジェームズ・ガーナー、ジェームズ・クロムウェル

宇宙へ飛ぶ夢を断たれた「チーム・ダイダロス」は40年後に思わぬチャンスに遭遇する。NASA全面協力の宇宙飛行訓練やILMの特撮、俳優たちの余裕の演技も見事。

東京
8月5日(水) 19:00

製作+監督+主演

ブラッド・ワーク

BLOOD WORK 2002年/110分/カラー/日本語字幕付
出演:ジェフ・ダニエルズ、アンジェリカ・ヒューストン、ワンダ・デ・ジーザス、ティナ・リフォード

マイクル・コナリー『わが心臓の痛み』を映画化。心臓移植を受け引退した元FBI捜査官が、病気と折り合いながら、ひとりで臓器提供者の過去にまつわる連続殺人犯を追う。

東京
7月21日(火) 12:30

※カラーでの上映です。

製作+監督+音楽

ミスティック・リバー

MYSTIC RIVER 2003年/138分/カラー/日本語字幕付
出演:ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケビン・ベーコン、ローレンス・フィッシュバーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ローラ・リニー

4作目の監督専任作はデニス・ルヘイン原作を映画化。監督経験のある名優たちを揃え、過去の傷が尾をひく幼馴染たちの悲劇を現代のシェイクスピア劇に構築した傑作。

東京
8月4日(火) 16:00

製作+監督+主演+音楽

ミリオンダラー・ベイビー

MILLION DOLLAR BABY 2004年/133分/カラー/日本語字幕付
出演:ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン、ジェイ・バルチェル、マイク・コルター

老トレーナーのフランキーは、プロボクサーを目指すマギーと出会い、強い絆を築きはじめるが、ある試合で思わぬことが起きる…本作で再びアカデミー賞監督賞受賞。

東京
7月22日(水) 12:00

製作+監督+音楽

父親たちの星条旗

FLAGS OF OUR FATHERS 2006年/132分/カラー/日本語字幕付
出演:ライアン・フィリップ、ジェシー・ブラッドフォード、アダム・ビーチ、ジョン・ベンジャミン・ヒックリー、ジョン・スラッタリー、バリー・ペッパー、ジェイミー・ベル

戦争で狂わされた若者の人生を、余りにも有名な硫黄島占領写真に撮られた6人を主人公に活写する監督専任作。日本人篇の「硫黄島からの手紙」と同時に製作された。

東京
8月5日(水) 13:00

招待作品部門 大島渚講座

1960~70年代、日本のみならず世界の映画人は、皆オオシマを意識しながら映画をつくっていた。
そのオリジナルな力に迫らんと、第一線で活躍する映画監督が「講義+作品上映」で大島渚映画を解析する、映画を志す者たち必見の4プログラム。

大島渚

1932年京都府出身。
59年、『愛と希望の街(原題:鳩を売る少年)』で監督デビュー。『絞死刑』(68年)『少年』(69年)『儀式』(71年)など政治的考察を力強く投影した異色作を連発。国際的な注目を浴びる。代表作に、『愛のコリーダ』(76年)、『戦場のメリークリスマス』(83年)、『御法度』(99年)など。

『日本春歌考』
※カラーでの上映です。

『日本春歌考』講座 講師:黒沢 清

この歌合戦映画は、まさに歌の戦争映画である。私たちが何げなく口ずさむ歌が、時代性、政治性を持つこと告げる傑作であり、その撮影は奇跡的で、あまりにも多くの影響をその後世界に与えている。 それらを解明していく講座。

上映作品:『日本春歌考』

1967年/103分/カラー 出演:荒木一郎、伊丹一三、小山明子、吉田日出子

東京
7月22日(水) 15:00

『絞死刑』

『絞死刑』講座 講師:黒沢 清

ATG初の一千万円映画「絞死刑」は、大島渚率いる創造社のフルメンバーが苛烈な演技合戦を繰り広げる傑作。演劇的な舞台設定を、監督の同士である個性的な俳優たちが水を得た魚のように動き回る。俳優の力についての講座。

上映作品:『絞死刑』

1968年/117分/モノクロ 出演:佐藤 慶、渡辺文雄、石堂淑朗、足立正生、戸浦六宏、小松方正

東京
7月22日(水) 18:15

『愛のコリーダ』
※カラーでの上映です。

『愛のコリーダ』講座 講師:若松孝二

たとえ観ていなくても、知らない人はいないこのタイトル。この大島初のフランス合作で世界的ヒット作はどう創られたのか、プロデューサーに指名された若松孝二にとっての困難と発見は何だったのか、などを知る講座。

上映作品:『愛のコリーダ』

1976年/104分/カラー 出演:藤 竜也、松田瑛子、中島 葵、芹 明香、阿部マリ子、三星東美

東京
7月25日(土) 16:30

※ドキュメンタリー演出中の大島渚監督(左から3人目)。

特別講座『大島渚とテレビドキュメンタリー』 講師:是枝裕和

60年代から映画製作と並行して精力的にテレビでドキュメンタリー制作を続けた大島渚の偉業を、現在同じく異なったメディアに意識的な作家、是枝裕和が具体的に紹介する講座。

東京
7月30日(木) 15:00

※この回のみ入場無料です。
※入場ご希望の方は、会場にて入場券をお受け取り下さい。1人1枚限り。
※定員になり次第、配布は終了します。

【入場券配布期間】 7月17日(金) 15:30 ~ 30日(木)開演前

若松孝二
1936年宮城県出身。'63年に『甘い罠』で監督デビュー、「ピンク映画の巨匠」と評される。『愛のコリーダ』にプロデューサーとして参加。最新作は『実録・連合赤軍あさま山荘への道程』。

黒沢 清
1955年兵庫県出身。立教大学在学中より映画を撮り始め、'83年に『神田川淫乱戦争』で商業映画デビュー。代表作に『CURE キュア』('97年)、『トウキョウソナタ』('08年)など。

是枝裕和
1962年東京都出身。ドキュメンタリー番組の演出を経て、『幻の光』('95年)で劇映画監督デビュー。代表作『歩いても歩いても』('08年)など。最新作『空気人形』が今秋公開。

招待作品部門 第19回PFFスカラシップ

1984年に始まったPFFの育成プログラム「PFFスカラシップ」。
コンペティション部門「PFFアワード」の入賞者によるオリジナル1作品を、PFFがトータルプロデュースする最新作です。

川の底からこんにちは

2009年/35ミリ/114分(予定)/カラー
監督・脚本:石井裕也 出演:満島ひかり、遠藤 雅、相原綺羅、志賀廣太郎、岩松 了
PFFパートナーズ[ぴあ、TBS、TOKYO FM、IMAGICA、エイベックス・エンタテインメント、USEN]提携作品 特別協賛:コダック株式会社 助成:文化芸術振興費補助金

上京5年目、5つの職場で、5人目の彼氏、健一とその連れ子、加代子と悶々とした日々を送る佐和子。しじみ加工会社を営んでいる父、忠男が病に倒れたとの連絡を受け、仕事を辞め、実家に戻る決心をした佐和子だが…。
佐和子を演じるのは『愛のむきだし』で強い印象を残した満島ひかり。彼女を中心に、さまざまな年代の登場人物たちが自分勝手にわがままに、しかし一所懸命に生き抜く姿を活写する、人間味溢れる群像劇が誕生した。

東京
7月30日(木) 19:00
石井裕也

1983年生まれ。
日本大学大学院芸術学研究科映像芸術専攻修士課程修了。PFFアワード2007にて『剥き出しにっぽん』がグランプリを受賞。海外では香港アジア・フィルム・アワード第1回「エドワード・ヤン記念」アジア新人監督大賞を受賞。その後、第19回PFFスカラシップ企画コンペにて権利を獲得。

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