第31回ぴあフィルムフェスティバル

JAPAN国際コンテンツフェスティバル

上映作品紹介

  1. ホーム
  2. 上映作品紹介
  3. 京都会場 招待作品部門

京都会場

招待作品部門 大島渚講座

1960~70年代、日本のみならず、世界の映画人は皆“オオシマ”を意識しながら映画をつくっていた。あらゆる映画づくりが行き詰まりを感じる今、現在こそ、そのオリジナルな力に迫らんと企画された大島渚講座。東京会場で好評を博したこの企画を、京都では5講座に拡大して展開します。
大学時代までを京都で過ごした大島監督の、京都で撮影された作品を中心に構成しました。

協力:大島渚プロダクション、川喜多記念映画文化財団、松竹、東京国立近代美術館フィルムセンター

大島渚

1932年京都府出身。
59年、『愛と希望の街(原題:鳩を売る少年)』で監督デビュー。『絞死刑』(68年)『少年』(69年)『儀式』(71年)など政治的考察を力強く投影した異色作を連発。国際的な注目を浴びる。代表作に、『愛のコリーダ』(76年)、『戦場のメリークリスマス』(83年)、『御法度』(99年)など。

『儀式』
※カラーでの上映です。

『儀式』講座 講師:冨永昌敬

政治的権力者である祖父を中心とした複雑な旧家に生まれ、戦後一族と共に暮らすことになった満州男を主人公に、冠婚葬祭を日本国家の縮図に見立て超俗的な美学で描ききるATG10周年記念作品として制作された大作。キネマ旬報ベスト・テン第1位。カンヌ映画祭監督週間出品。

上映作品:『儀式』

1971年/123分/カラー 出演:河原崎建三、佐藤慶、中村敦夫、賀来敦子、小山明子
東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品

冨永昌敬(映画監督)
『ビクーニャ』(02)、『亀虫』(03)などの短編作品を経て、2006年に『パビリオン山椒魚』で劇場用長編映画に進出。主な作品は『コンナオトナノオンナノコ』(07)、『シャーリーの転落人生』(08)など。現在、長編3作目にあたる太宰治原作『パンドラの匣』が10月から関西でも順次公開を予定している。
京都
10月24日(土) 16:00

『絞死刑』

『絞死刑』講座 講師:林 海象

ATG初の1千万映画。60年代の大島渚最大の関心事であった在日朝鮮人問題を、小松川事件を題材に告発する社会派映画ながら、創造社のフルメンバーが苛烈な演技合戦を繰り広げ、ナンセンスなブラックコメディの傑作かつ低予算映画ならではのアイデア溢れた娯楽作となった。

上映作品:『絞死刑』

1968年/117分/モノクロ 出演:尹 隆道、佐藤 慶、渡辺文雄、石堂淑朗、足立正生、戸浦六宏
東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品

林 海象(映画監督・プロデューサー)
制作会社「映像探偵社」を起こし16ミリ長編『夢みるように眠りたい』(86)で映画監督デビュー。国内外で話題に。プロデュースした『アジアンビート』シリーズは、後の人気シリーズ『私立探偵濱マイク』の原型となった。京都造形芸術大学教授として多くの新人の輩出もしている。
京都
10月26日(月) 16:00

『御法度』

『御法度』講座 講師:渡部 眞

雨月物語「菊花の約」と司馬遼太郎「新撰組血風禄」をもとにつくられた新撰組内部のホモセクシュアリティを巡る物語。撮影監督に栗田豊通、衣装デザインにワダエミなど、インターナショナルなスタッフを集め、かつてない新撰組を作り上げた。松田優作の遺児、龍平のデビューも話題に。

上映作品:『御法度』

1999年/100分/カラー 出演:ビートたけし、松田龍平、武田真治、浅野忠信、的場浩二

渡部 眞(撮影監督)
高校のときの8ミリから自主映画をやりつつCF撮影の世界へ。劇映画は81年『の・ようなもの』(森田芳光監督)でデビュー。その後アメリカに渡りAFIでドラマと撮影の濃密な関係を学び、日米で撮影監督を務める。近作は万田邦敏監督『接吻』(08)、長崎俊一監督『西の魔女が死んだ』(08)など。名古屋学芸大学メディア造形学部教授でもある。
京都
10月27日(火) 16:00

『愛のコリーダ2000』
※カラーでの上映です。

『愛のコリーダ2000』講座 講師:若松孝二

昭和11年に起きた阿部定と石田吉蔵の有名な猟奇性愛事件を、フランス資本でハードコア・ポルノ作品として制作し、カンヌはじめ世界中でセンセーショナルな話題を独占した。芸術か猥雑かを争う裁判にも発展。プロデューサーとして若松孝二監督が参加。

上映作品:『愛のコリーダ2000』

1976年/104分/カラー 出演:藤 竜也、松田瑛子、中島 葵、芹 明香、阿部マリ子、三星東美

若松孝二(映画監督)
63年『甘い罠』でデビュー。若松プロダクションを率いピンク映画の数々でカルトな人気が沸騰。『水のないプール』(82)からは一般映画を中心に活躍。最新作『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』(07)が世界中で公開されている。
京都
10月28日(水) 16:00

『日本の夜と霧』
※カラーでの上映です。

『日本の夜と霧』講座 講師:中島貞夫

60年安保闘争で負傷した女学生と彼女を病院に送った新聞記者の結婚式で延々と続けられる全学連対過去の活動家の政治的論争と回顧をワンシーン・ワンカット・ワンテイクで撮る異様な熱気に満ちた奇作。封切りわずか4日で上映中止となり、これを機に大島は松竹を退社する。

上映作品:『日本の夜と霧』

1960年/107分/カラー 出演:渡辺文雄、桑野みゆき、芥川比呂志、氏家槙子、吉沢京夫

中島貞夫(映画監督・京都映画祭総合プロデューサー)
東京大学で美学を学び東映入社。助監督を経て『893愚連隊』(66)など鮮烈な作品で、その後の東映実録路線を支える一人となる。ATGでの『鉄砲玉の美学』(72)や『木枯し紋次郎』『日本の首領』『極道の妻たち』シリーズも話題に。近年は大阪芸術大学教授として後進を育成。
京都
10月30日(金) 16:00

招待作品部門 第19回PFFスカラシップ

1984年に始まったPFFの育成プログラム「PFFスカラシップ」。
コンペティション部門「PFFアワード」の入賞者によるオリジナル1作品を、PFFがトータルプロデュースする最新作です。

川の底からこんにちは

2009年/35ミリ/112分/カラー
監督・脚本:石井裕也 出演:満島ひかり、遠藤 雅、相原綺羅、志賀廣太郎、岩松 了
PFFパートナーズ[ぴあ、TBS、TOKYO FM、IMAGICA、エイベックス・エンタテインメント、USEN]提携作品 特別協賛:コダック株式会社 助成:文化芸術振興費補助金

上京5年目、5つの職場で、5人目の彼氏、健一とその連れ子、加代子と悶々とした日々を送る佐和子。しじみ加工会社を営んでいる父、忠男が病に倒れたとの連絡を受け、仕事を辞め、実家に戻る決心をした佐和子だが…。
佐和子を演じるのは『愛のむきだし』で強い印象を残した満島ひかり。彼女を中心に、さまざまな年代の登場人物たちが自分勝手にわがままに、しかし一所懸命に生き抜く姿を活写する、人間味溢れる群像劇が誕生した。

京都
10月26日(月) 19:00
石井裕也

1983年生まれ。
日本大学大学院芸術学研究科映像芸術専攻修士課程修了。PFFアワード2007にて『剥き出しにっぽん』がグランプリを受賞。海外では香港アジア・フィルム・アワード第1回「エドワード・ヤン記念」アジア新人監督大賞を受賞。その後、第19回PFFスカラシップ企画コンペにて権利を獲得。

ぴあ TBS IMAGICA 財団法人 本庄国際リサーチパーク研究推進機構 江原道 早稲田大学 芸術文化振興基金 経済産業省 NPO法人映像産業振興機構(VIPO) 社団法人日本映画製作者連盟 財団法人日本映像国際振興協会 協同組合日本映画監督協会 独立行政法人国際交流基金 デジタルde「みんなのムービー」Project ヒューマントラストグループ