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上映:6月25日(火) 18:30〜 映像ホール
★監督来場予定 |
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PINKの核となる骨太作家の比類なき世界。
時代心理と刺し違える覚悟漲る壮烈なロマン。 |
1989年、「課外授業・暴行」でデビューした瀬々敬久。“ピンク四天王”のひとりとして注目を集め、1997年には「KOKKURI/こっくりさん」と「雷魚」で一般映画に進出。今年4月にも、豊川悦司&井川遥主演の「ドッグスター」が公開された。
今回上映する"レズもの"は、製作会社・国営の要請により瀬々監督が手掛けたシリーズ。「禁断の園 ザ・制服レズ」は、瀬々が常に意識しているという二人のケンジのひとり、宮沢賢治の詩をヒントにつくられた作品で(ちなみにもうひとりのケンジとは、中上健次のこと)、一般映画とピンク映画というふたつのジャンルを泳ぎ続けている瀬々の根底を垣間見ることができる。 |
上映作品 |
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「禁男の園 ザ・制服レズ」
脚本タイトル:
「わたくしといふ現象は仮定された有機交流電燈のひとつの青い証明です」
1992年/65min./35ミリ
監督:瀬々敬久
出演:岸加奈子、蒲田市子、伊藤猛、林由美香 |
レズ関係を持つ生徒と教師。しかし、生徒は消息を絶ち、テロリスト工員と東京で同棲をはじめる。必要最低限に押さえたセリフとアンバー調の美しい映像でストーリーの切なさを表現する瀬々敬久監督の演出が冴える。 |
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「本番レズ 恥ずかしい体位」
脚本タイトル:「九月の堕天使」
1994年/62min./16ミリ
監督:瀬々敬久
出演:智恵子、新谷真琴、辻斬かりん、小林節彦 |
ピンク映画初出演の女優を起用し、思春期の女性心理を巧みに描いている瀬々敬久監督。実際におこった事件からヒントを得てつくった傑作。 |
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