【日時】
2009年3月29日(日)11:30〜
【会場】
埼玉県・所沢市民文化センターミューズ マーキーホール
【ゲスト】
廣末哲万監督、並木愛枝さん(主演)
詳しくは、「所沢市民文化センターミューズ」公式サイトをご覧ください。
本作が、平成19年度 芸術選奨 文部科学大臣新人賞を受賞いたしました。
3月10日の表彰式にて、廣末哲万監督に授与されます。
芸術選奨とは、演劇、映画、音楽、舞踏、文学、美術、古典芸術、放送、大衆芸能、評論の10部門に分かれ、それらの分野において顕著な活躍を見せた人物を文部科学大臣賞、また同じくそれらの分野において新興勢力として活躍が認められた人物には文部科学大臣新人賞(1968年から)がそれぞれ贈呈されます。
■贈賞理由
廣末哲万監督の「14歳」は、思春期の危機を描いてその深層に手が届いており、結果的に、思春期のみならず、われわれの「現在」そのものの危機を暗示することに成功している。
一見暗澹たる世界を描きながら決して希望を失わず、少年少女たちを見つめる視線は温かい。
映像は、主題からだけでは想像できない独自の鋭い感覚で組み上げられており、まさに「映画的」と言うほかない秀作である。力強い新人の登場に拍手を贈りたい。
5,040円(税込) 商品番号:KKJS-66
発売元:IMAGICA TV 販売元:紀伊國屋書店
第22回高崎映画祭にて、群青いろ(廣末哲万/高橋 泉)が若手監督グランプリに輝き、最優秀助演女優賞に、並木愛枝さんが選ばれました。
Reviewページに、映画評論家の川口敦子さんの評論を掲載しました。是非ご覧ください。
ご好評にお応えして、東京・アップリンクXでの上映が決定しました!
上映時間などの詳細は、アップリンクXのサイトにてご確認ください。
東京以外での公開は、決定次第発表いたします。
今しばらくお待ちください。
*アップリンクファクトリーでの上映と掲載しておりましたが、アップリンクXでの上映の誤りでした。【訂正:2007.07.12】
廣末監督
「観ていただいて、この映画館だけでは終わらずに、これからのみなさんの生活の中で、(映画の)一部分を思い起こしていただけたらと思います」
高橋さん
「なぜこんなに重くて暗い映画を作るのかと言われ始めています。
確かに普通に生活していて、自分は幸せだと思うけれども、(映画に登場する)こういう人たちは必ずどこかにいます。そういう人たちがいるということを知ってもらえたら、何か変わるのではないかと思っています。そんな映画になればいいなと思っています」
――お二人は映画を作るとき、毎回“こういう人たちを映画に登場させなければいけない”と思っているんですか?
高橋さん
「そういう訳ではないですが、無意識的に目がいってしまいます。
日常は保たれているけれども、完全に破壊された世界が地下にあるということをネットを通して知ってしまっているので、そこから目が離せません。ネットがなくなってしまったら、人はその怒りをどこにぶつけるのだろうと思います」
「14歳」は、
今週29日までモーニングショー(10:30AM)、
以降7月6日までレイトショー(9:00PM)での上映。
スクリーンでご覧いただけるチャンスもあとわずか。
お急ぎください!
6月1日(金)に実施した、精神科医の名越康文さん(写真・右)と映画ライターの相田冬ニさん(写真・左)のトークイベントの模様をご紹介します。
相田さん
「2007年にこの映画が登場したということは、画期的というか歴史的だと思うんですけど、名越さんはどう見ますか?」
名越さん
「これだけのすごい映画っていっぺん埋もれて再発見されるというような運命が、一番ラッキーな運命のような気もするんですよ。明らかに他とはざらつきの違う映像作品で、しかもそれは、僕が臨床してきた数千人の中の人間感というかな、人間の匂い、イメージ、感触とぴったり、ほんとにぴったり符合した作品だと思うんですよ。でも、(ぴったり符号した)この映像を見たときは、気持ち悪いって言う感じでしたね。こういうものはね全力で無化しますよ。社会っていうのは。それはこの映画がやっぱり本物だということの証明で、そういう戦いをクリエイティビティーの世界はずっと続けていくんだと、僕は思いますけどね」
相田さん
「今日ご覧になった方も、全力でこの映画を守っていかなくてはいけないですかね」
名越さん
「僕はこの鼻血がダーっとのどを伝うようなこの感触を、僕の中ではずっと持ちつづけたいと思いますけどね(笑)」
好評上映中のユーロスペースにて、
感謝の意を込めて、再び舞台挨拶が決定しました!
まだ未見という方はもちろん、既にご覧になった方も、
是非奮ってご来場ください。
【日時】 6月22日(金)18時30分の回上映前
【ゲスト】 廣末哲万監督、高橋 泉さん(脚本)
詳しくは、「シネマぴあ」5月24日(木)付 ― 5月19日(土)公開映画ランキングをご覧ください。
5月19日(土)の公開初日に、舞台挨拶を行い、廣末哲万監督、出演された並木愛枝さん、藤井かほりさん、渡辺真起子さん、石川真希さん、そして、脚本の高橋 泉さんが登壇されました。
雨まじりの天気にも関わらず、たくさんのお客様がご来場くださり、本当にありがとうございました!
廣末監督
「(この作品に関して)色んな情報があると思いますが、頭をからっぽにして観て頂きたいです。そして、この映画館のみで終わらず、皆さんのこれからの日常の片隅にでも残っていただけると嬉しいです」
並木さん
「14歳と対峙する私の演じた役は、先生でありながら先生らしくありません。子供たちに負けているところもありますが人間として14歳達に立ち向かっていると思います」
藤井さん
「当時14歳だった時に、“大人はわかってないな”とジレンマを抱えもどかしかった思いがあり、今回自分と逆の立場を演じさせていただき、とても吟味させられました」
渡辺さん
「どこにでもいそうな人ばかりが出てくるのに、見えなくてもいい部分まで見えてしまうというこのふたり(廣末監督と高橋さん)のつくる映画で演じることは、とても難しく、そして考えました」
石川さん
「“他者に向かって開かれろ”。この映画で中学生が直面している問題も、役者やものをつくる者が抱えている問題も、常にそこにあると思います」
高橋さん
「自分たちの製作スタイルは以前と変わりませんが、今回すてきな出演者と、すてきなスタッフと製作できてよかったです」
【日時】 6月1日(金)18:30の回上映終了後
(20:30ごろより15分程度を予定)
【ゲスト】 名越康文さん
【司会】 相田冬二さん
【日時】
5月19日(土) 初回11:00の回上映前
【ゲスト】
廣末哲万監督、高橋 泉さん、並木愛枝さん、藤井かほりさん
お誘いあわせの上、是非劇場へお越しください。