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解説ストーリー
コメント公開情報
作品データ「モル」公式ホームページ
★解説
『モル』は、2001年の「第23回ぴあフィルムフェスティバル/PFFアワード2001」にて、新世紀初となるグランプリ、及びブリリアント賞(日活)を受賞した作品である。
タナダユキは、これが初監督作品ながら「観る人があってこその映画」というエンターテインメントとしての映画本来のスタンスを貫いている。それは監督自らが主人公を演じていることにも象徴され、圧倒的な存在感でボロボロの主人公を、これでもか!と痛快かつパワフルに演じている。そこに監督自身の「映画」に対する想いと純粋さが不器用ながらも凝縮されている。
「モル」
「生理とか女とかどうでもええねん…どうやったら上手に人の事好きになれんのやろな」
随所にユーモアを散りばめ、モチーフをうまく使いこなし、時に高らかに笑い飛ばし、時に心の闇を鋭く指摘する。それでいてこの作品が押し付けがましさを感じさせないのは、観る側と「対話しよう」という真摯な姿勢が根本にあるからであり、だからこそこの作品は観終わった後に、主人公と一緒に心が開放されたかのような気持ちにさせる。
何をやっても空回りの人生…さえない毎日あたりまえ!誰もがそんな主人公の影に自分を重ね合わせ、感情移入してしまうであろう。怒濤の76分エンターテインメント作品、見参!!
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★ストーリー
西原ゆかり25歳。ある日突然生理中にのみ自殺者と目が合い、高熱を出すという特異体質に。美術モデルとして、売れないタレントとして日銭を稼ぐ彼女は、熱を下げるための緊急手段として、坐薬を打ち続ける。生理と坐薬…。そこにダメ男達が加わって、さあ大変!
つき合っていた彼氏にドメスティックバイオレンスを受け、キレたゆかりは逆に彼氏をボコボコに。しかしそれがきっかけでエリート弁護士と恋に落ちるもかわいくない女っぷりを発揮し見事破局。冷静で勘の鋭い親友のはなちゃんはそんなゆかりの恋人達のダメ男ぶりを一目で見抜いてやさしく厳しく忠告するのだが、必ずダメ男達に振り回される。
「モル」
2000年11月11日。年齢をごまかしながらのタレント業も、ギリギリのラインだと自覚する彼女は、初めて最終選考まで残ったドラマのオーディションに今までの全てをかける。「いつまでもしがみついていても仕方がない。もうこれで最後にしよう」と決めたオーディション。しかしその日もまた、今まさに飛び下りようとしている男と目が合ってしまう。 「モル」
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★コメント
筑紫哲也氏(ジャーナリスト)
これは破天荒、痛快な「生理映画」。「生理」の意味は観てのお楽しみ。自閉的私小説風の新人が多い日本映画界のなかで、その殻をぶち破るような、荒削りな魅力にあふれている。
そのほとばしるようなエネルギーにあおられて、私はぴあの審査の際に強力、かつ強引にこの作品を推し続けたものだった。

森 昌行氏(映画プロデューサー)
シュールも下世話も知ったことか!<パワフル>という言葉こそ、この作品にふさわしい。

望月峯太郎氏(漫画家)
人生をサバァイブするのは大変だ。でもってこのヒロインはそんな理不尽な世の中をサバイバルするエクスプローラーだね。観終わった後、そんな事思っちゃった。すごくアホっぽいヒロインで結構好き。

柏木ハルコ氏(漫画家)
泣きわめきながらも生き抜くバイタリティ。それが女のリアリティ。

利重 剛氏(映画監督、俳優)
面白い!「閉じた」映画ばかりの昨今で、稀に見る荒削りの魅力を持っている。
タナダは映画を新しくする可能性に満ちている。
「モル」 「モル」
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★作品データ
「第23回ぴあフィルムフェスティバル/PFFアワード2001」グランプリ &ブリリアント賞(日活)受賞

監督・脚本:タナダユキ
出演:タナダユキ、石川貴子、岩波才靖 他
撮影・編集:久保延明、山田麻理枝
音楽:山田康博(Y-SONIQ)
配給:レモンティー★ピクチャーズ/ぴあ
提供:PFFパートナーズ=ぴあ/TBS/TOKYO FM/日活/IMAGICA
協力:アテネ・フランセ文化センター

2000年/ビデオ/カラー/76分
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★公開情報
2002年3月、シネ・リーブル池袋にて公開
シネ・リーブル池袋
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★モル公式ホームページ
「モル」ホームページ http://www6.plala.or.jp/moru/
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