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PFFディレクターBLOGRSS

2013/09/14 08:17:04

始まります!

怒涛の仕込みを終え、現場に突入です。
応募招待制の特別講座「今、改めて特撮」で14日に始まり、招待席の多い「PFFアワード2013表彰式」で20日に幕を閉じる第35回PFF。

初日である本日14日は、招待作品部門4プログラムのうち、3プログラムは、当日券を発売する普通のプログラムです。
そのうえ、その3プログラムは、多分、日常ではあまり近くにいないであろう、異なったタイプの観客がそれぞれにご来場くださるような
そんな、ヴァラエティに富んだラインナップなのではないか、と今しみじみしています。

15:00『シンドバッド7回目の航海』は、冒険活劇ながら、それは小さなお人形劇でもある、という、不思議なファンタジー。
こればっかりは、見た人としか盛り上がることの難しいレイ・ハリーハウゼンならではの映画です。
みて!スクリーンでみて!
と叫ぶしかないのであります。

17:00『A2-B-C』は、勿論、日本の現実を描いたドキュメンタリーです。
今、そこにあること、ここで起こっていることがこんなにも話し辛い現代社会において、誰でもカメラを持って記録ができることの素晴らしさも伝える映画です。
なぜアメリカ人が日本で映画を撮り続けるのか、ということへの興味も大きく、
色々と監督にお話を伺っていきます。

19:30『あした家族』は、群青いろの新作です。
「群青いろ」と言われてもピンとこない方は、染谷将太さんが実際に14歳のときに主演した映画『14歳』の監督&脚本の映像ユニットという説明はいかがでしょうか?
コンスタントに自主の長編映画を生み出し続ける群青いろの最新作は、「家族」についての考察。
その映画づくりの方法含め、今、彼らの考えていることをじっくり聞いてみたいと思います。

明日、明後日は、コンペティション部門、PFFアワード2013作品を一挙上映+招待作品を1本づつ、という構成です。
毎回、当日券を充分ご用意致しております。
是非是非、「ふらっとPFF」気分で、渋谷PARCO Part3 8F シネクイントにお立ち寄りください。
場内飲食も可能ですよ!

&毎朝10時から、その日の当日券を一斉発売しています。つまり、朝でも夜の回のチケットが買えるのです。
完全指定席制ですのでチケットを持てば、開演時間近くに劇場に来ても大丈夫(8階までのエレベーターの所要時間はありますが)
いろいろ、昨年の開場、東京国立近代美術館フィルムセンターとは勝手が違いますので、一度ご体験ください。

是非気楽に当日券で楽しみ、が今年のPFFの特徴かもです。

2013/09/12 14:57:25

あっというまに2日前となりました!

怒涛のように日が過ぎまして、あらららららら、もう2日前・・・
今年は、会期が一週間と短くなったこともあり、シネクイントでは最大一日5回上映可能なこともあり、つい、プログラムを詰め込み過ぎてしまいました第35回PFF!
ひゃ~
モーニングショーから終電まで、映画三昧!な今回のPFFです。

そうすると、どうなるかと申しますと、
連続でご覧になるお客様おられましたら申し訳ありません。長めの休憩設定がございません。
また、一日中劇場におられるお客様を想定してつくられた会場ではないため、ロビーにソファや椅子がございません。インターバルには、是非、PARCOの他フロアで、現在の流行チェック!をしていただければと・・・
また、PARCO全館禁煙で、喫煙所がありません。愛煙家のお客様は、付近のコンビニ喫煙コーナーを使っていただくことになります。8階から下まで降りていただきまして。
ただ、これまでの会場とは変わりまして、シネクイントは飲食可です!おお!
音の出ない包装で、匂いのきつくないメニューでお持込いただけるとうれしいです。劇場売店ではドーナツも販売しておりますよ。

そしてただいま事務局は準備大詰め。
カタログなどの印刷物、Tシャツや先付け映像など、多種類の製作物の事務局到着が始まり、オフィシャルカメラマンとの打ち合わせが終わり、ゲストへの最終連絡が終わり、最後の宣伝活動を行い、と、バタバタしています。

初日、14日は、まず「今、改めて特撮」と題した特別講座で始めます。朝10:45から。
ついついあれこれ詰め込んでしまい、お昼時間にかかるにもかかわらず、一部と二部の間の休憩が、15分しかありません・・・本日、ナビゲーターの犬童監督と打ち合わせを終えてきましたが、やはり盛りだくさんの講座になる予感です。朝食を多めにしてご来場くだされば万全です。

その講座直後15:00には、レイ・ハリーハウゼンの『シンドバッド7回目の航海』で、心躍るダイナメーションを堪能いただきます。投影字幕も無事完成しました!
17:00からは、福島の気付いてしまった母親たちと、現実を冷静にみつめている子供たちの姿が迫る『A2-B-C』。外国人観客の来場が少なくない様子に、イアン・トーマス・アッシュ監督には、英語と日本語バイリンガルでお話いただく時間になりそうです。
初日最後を飾るのが、群青いろ最新作『あした家族』。なんと、予定の90分を大きく超える、110分作品として完成しました。あらら。群青いろの新境地をご覧下さい。

朝から晩まで、一日14時間以上シネクイントにいることになりそうな私たち。
PARCO Part3に詳しくなれるというおまけのついた一週間になりそうです。
皆様のご来場をお待ち申し上げております。

2013/09/04 09:55:56

噂の?特別講座「今、改めて特撮」詳細を発表しました!

お待たせしました!! 第35回オープニングを記念する特別講座「今、改めて特撮」。
本年の招待作品部門の企画のひとつ「素晴らしい特撮の世界~手仕事の楽しさ、手作りの映画」のための特別講座の詳細を発表です。
自分のつくりあげたい「映画」のために、特撮をどう生かしていくのか。映画づくりの神髄ともいえる、創意工夫の方法について、ご自身の特撮映像を交えながら4人の監督たちが語ります。
内容の詳細とあわせ、無料の招待制となりますので「参加申し込み方法」をアップしました。
9月14日朝10:45から、約3時間半に及ぶ、しかし、あっという間に時が過ぎること間違いなしの、刺激と楽しさに満ちた本企画に、是非ご参加ください。

先週、この講座の第二部の内容について、登壇者である樋口真嗣監督、尾上克郎特撮監督、矢口史靖監督、そしてナビゲーターの犬童一心監督と打ち合わせを持たせていただいたのですが、皆さんの映画の知識の深さたるや!子供の頃から映画館に通い詰めていたであろう4人の、少年の日の面影を感じる時間でした。
特に、80年代日本映画のどん底期に、現在では名作と呼ばれる邦画がどれほどコケていたのか、閑散とした劇場で、どんなに寂しく映画をみたのか、そして、その当時、常に大入り満員だった映画のひとつが、「トラック野郎」シリーズで、どれだけこの映画を愛していたのか、という話には、その時代「外国映画しかみない」という「典型的な女子」であった自分をしみじみと思い出し、逃したリアルタイム体験を悔やんだのでした。
そう、かつて邦画は男子が、洋画は女子が通ったものでした。少ないお小遣いをやりくりして。「隣が映画館でこっそり裏口から入れてもらい、浴びるように映画をみた」体験を語る映画界の人々が羨ましかったことなど、思い出すのでした。

・・・・と追想に浸っている場合ではありません。
特別講座「今、改めて特撮」第一部では、昨年現代美術館で開催された「特撮博物館」に高座の合間を縫って駆け込み、その感動を語っておられた柳家喬太郎師匠を聞き手にお迎えし、「特撮博物館」実行メンバーでもある樋口監督と尾上監督に、「特撮博物館」のあんな話、こんな話、ここだけの話、を伺っていただきます。
落語家の方を聞き手に迎える、PFF史上初めての企画。私も大変楽しみにしております。

3時間半では多分短すぎる、ま・さ・に・一期一会の特別講座「今、改めて特撮」。
映画をつくることに日々悩める皆様には、特に参加いただきたい、明日への希望の拡がる9月14日オープニング記念企画です。

そしてPFF開催準備もいよいよ大詰め。
招待作品監督たちへ、当日進行の案内を始めます。
映画祭カタログが、印刷に入ります。
スタッフTシャツ、出来上がります。
表彰式の表彰状やトロフィーの発注も終わりました。
PFFアワード応募作品の選考スタートから考えれば、「1週間の開催のために半年間の準備」を費やす映画祭というイヴェント。かなり贅沢な活動です。

第35回PFFまであと10日。
是非シネクイントへお越しください。

2013/09/02 09:41:05

PFFまであと12日!PFFアワード最終審査員そして特撮講座決定です!

前回のブログから34日経過しました...大変ご無沙汰致しております。
その間に、プレフェスティバルである『PFFスカラシップのすべて』及び『HOMESICK』公開記念イベントを終了しました。ご来場くださった皆様、ありがとうございました。
特に、8mmオールナイト上映は、きらきらと眩しい朝までお付き合いくださいまして感謝致します。

TSUTAYA渋谷のPFFコーナーを更新しました。今回も、「あの名作がレンタルなし?」という驚きがありました。最近大変多い、名作のレンタル版廃盤です。*どこかにこれまで廃盤と言われたリストを溜めていますので、見つけ次第お知らせします。意外なタイトルが入っています。

そして今、いよいよ第35回PFF開催目前です。

大変お待たせしておりました「PFFアワード2013」最終審査員5名を本日発表します。
また、追って、チラシに告知のみ掲載しました、初日、オープニングを飾る特別講座「今、改めて特撮」の詳細をお伝えします。
本講座は、入場無料の招待制とし、9月6日金曜締切(!)でインターネット公募の計画です。
オープニングを飾る、といえば、そうです14日に実施する講座です!
それも朝10:45~14:30を予定しています。そして応募締切日は6日!
なんということでしょうか。
がインターネットのおかげで、直前の告知が可能になることに驚いています・・・時間がなくてすいません。しかし、内容は盛り沢山。映画づくりに役立つ発見の宝庫になることでしょう。

映写環境整備、上映素材集約、ゲスト対応、制作物進行、スタッフィング、宣伝、など、次から次に課題の出てくる猫の手も借りたい映画祭開催直前ですが、例年この時期は私の担当事項の多くは終わって、ひといきつける週末のはず・・・という甘い考えのもとに、8/30,31,9/1の三日間、伝説のテレビディレクター今野勉さんによる「勉塾」に参加申し込みをしてしまっていました。PFF事務局から徒歩5分のテレビマンユニオンで開催だったのも便利です。
しかし自分の終わってる<はず>だった仕事は、絶賛継続中でしたので、一日4時間のこの講座、直前まで逡巡したのです。が、行ってよかった。とてもいい経験ができました。「自主映画とは何か」という私自身の課題にとっても、「映画映像産業界に於ける、PFFの位置」ということについても、何かが見えてきた実感を、今、整理しはじめています。

そして、物凄い喜びとして、期待通り、テレビ勃興期の名だたる作品も多数目撃することができました。ゲストの是枝裕和さんや高見順さんと今野さんとの会話に、自分自身の課題が整理できたことも大きかった。

以前、ベルリンの映画博物館から、ハリーハウゼンの多数のミニチュアを含む「特撮コーナー」が消えてしまい、テレビのアーカイブに生まれ変わっていたショックをここに書いたかと思うのですが、何故そうなったのかも合点がいく塾でした。

そして、テレビディレクターの仕事とは、つまり、プロフェッショナルであること、技術者であることであり、それは、映画監督という仕事が、スタジオ制作時代、プロフェッショナル集団の中にあったことと呼応すると申しましょうか、趣味ではない、職業であること、を前提のすべての話なのであると、基本的なことをしみじみと感じたのでした。

ひるがえって、PFFは自主映画を上映する場所。まだこの先が未知数のつくり手のための場所です。映画作家と呼ばれる仕事をしていくのか、何らかの別の職能を発見していくのか、まだ柔らかく光る各人の中の何かを発見するきっかけとなる場所です。

3日間の話を聞いていくと、「既にプロフェッショナルな人たち(あるいはそうなりたいと志向する人たち)がテレビというメディアをどう考えていくのか、というためにある」塾であることを実感し(遅いですね)場違いな自分を認識すると同時に、別の場所から自分の場所を検証する醍醐味にはまってしまったのでした。

と言われても、なんのことやらわからないですよね。
すいません。まだ言語化できていません。
ひとつだけわかるのは、映像の力というものです。
このおせっかいと親切がちょっと足りない現代社会で、映像がその役割を担うことができるな、と、そんなことを漠然と考えています。
カメラを誰かに向けることによって、何かが変わる。そのふんだんな実験ができる場所が自主映画ではないかと。生の姿を恐れず掴み、映像が「目を閉じる」ために発達する現在、本来の機能である「目を開く」ことに入っていける可能性が、自主映画には高くあるのではないかと考えました。

第35回PFFのラインナップは、つまりそんな部分を持つ作品たちなのかもしれません。

いよいよカウントダウンに入った第35回PFFぴあフィルムフェスティバル。本日からは、真面目にこのブログで、上映作品やゲストのあんなことこんなことをお伝えしていきます。

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