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PFFディレクターBLOGRSS

2012/10/20 19:39:41

PFFのことも・・・

2週間ぶりのブログが若松さん一色についなってしまい、慌ててPFFのことを。
本日、『恋に至る病』のイヴェントが行われます。アーバンギャルドのエンディングテーマを、先月PFF開催中のロビー(ロビーに設置したモニターで、映画の予告編を年中流していたのです)で聞ば聞くほど、いいな~~~~~、と、すっかりファンな私も行きたいトークイヴェント。仕事終わらず行けません。

明日は、東京国際映画祭のコンペティションに選ばれた、奥原浩志監督の『黒い四角』の上映が。北京在住の奥原監督が、中国人と日本人混合のスタッフ&キャストでつくった中国語の映画です。
奥原さんは、第9回PFFスカラシップ作品『タイムレスメロディ』の監督。93年のPFFaward入選からのもう20年近いおつきあいになります。
うわ!20年・・・・そりゃ私も老眼が出てくるお年頃にもなるわ~~~!!!と、今しみじみしました。

20年、という年月を考えたときに、思い出すのが園監督の自伝。
そこに『自転車吐息』のエピソードがありますが、当時のPFFスタッフは、誰もいない今・・・私自身も、『部屋』からの園監督としか交流がなく、「は~」「へ~」と読みました。
考えてみれば、『自転車吐息』89年=23年前。本年のPFFaward入選者には、まだ生まれていない人がいます。

20年という年月で、何ができたのか、と、考えてみる今日この頃。
特に釜山では、その変化と自分の仕事を考えて、「それはまるで『スモーク』の中のハーヴェイ・カイテルのように、定点観測をしているような人生?」と、ふと思ったりもしました。
『スモーク』ファンに張り倒されそうですが・・・

ところで、10月26日からの渋谷TSUTAYA、PFFコーナーでは、「自己嫌悪で落ち込むときに効く映画」を、『ふがいない僕は空を見た』脚本の向井さんと、『ドキュメンタリー・百万回生きた猫』監督の小谷さんに推薦いただきました。今回も多彩な作品が紹介できる場所となりました。是非チェックしてください!

PFFin神戸の開催が、12月22,23,24日のクリスマスイブにかかる日程となり、なんだかウキウキしています。
年末の仕事をうまく調整して、引き続き会場の神戸アートビレッジセンターで開催される予定の爆音映画祭にも参加したいなあ、と計画したり、浮かれてます。
神戸では、PFFaward2012入選16作品と、最新スカラシップ作品『HOMESICK』、そして、招待作品として、マイケル・パウエル作品を少しという構成を予定しています。
同じく関西でのPFF開催は、年明けに京都を予定しておりますが、まずは神戸に是非お越しください。

3月に所沢で開催する恒例『ミューズシネマセレクション 世界が注目する日本映画たち』
こちらもラインナップが決定し、チラシの配布が来月から始まります。今回は3日間にびっしり8本の映画を詰め込みました!11月初旬に発表します!お楽しみに!

2012/10/20 18:27:33

釜山の報告が、若松監督の訃報に茫然となり・・・

5年ぶりの釜山国際映画祭参加は、私にとって非常に重要な体験となり、このブログでは、そのご報告を、といろいろ考えていましたら、まさかの若松監督の訃報に、釜山報告も東京国際映画祭も、まっしろなままになってしまいました・・・

23日のお通夜、24日の告別式と、私たちもお手伝に伺うのですが、特に海外の若松ファンのために、英語のfacebookを特設してみました。
日本語を使わないご友人にお伝えください。

若松監督には、2004年のPFFアワード最終審査員をお願いして以後、特に頻繁に企画をご一緒させていただくようになりました。PFFin仙台で『17歳の風景』を中心にした特集の際、地元の友人、知人の来場時の照れくさそうな感じや、2010年の『キャタピラー』がコンペティションに出品され、ベルリンでご一緒した際の嬉しそうなお顔、続く、PFFでの特集で、突然のデビュー作上映の居心地悪そうな様子など、次々と思い出されます。

へんな話ですが、立川談志さんがお亡くなりになった際に感じた「全身落語の人がいなくなるわけがない」という感覚が、今回もわ~と立ち上がってきました。「全身映画の人がいなくなるわけがない」という感じです。
ですので、いまだに、現実を実感できていない私です。

若松孝二、という存在を後世に伝える際に、「映画」プラス、その「人」の存在そのもの、を、どう伝えていけばいいのか、を、考えています。
「若松孝二という人そのもの」を伝えるという課題は大きいなあと、茫然としているこの3日間です・・・

*余談ですが、海外では、交通事故というニュースに、「暗殺?」という話が出たそうです。テオ・アンゲロプロス監督の交通事故もそうだ、という話が今も根強く出てくるそうで、そういわれれば『ゴーストライター』にもありましたが、歴史上、最も使われるその方法は「交通事故」。ボーンシリーズはじめ、CIA関係の映画をみたあとなどは特に、「ふむ」と思う話ではあります。


2012/10/03 21:22:06

5年ぶりに釜山に行きます

PFF開催会期が秋に移動したこともあり、映画祭シーズンまっただなかの海外へ出かけなくなってからはや5年。
PFF終了後の後片付けをしていると、あっというまに山形で、あっというまに東京国際で、あっというまにFILMEXで、あっというまにPFFの全国開催で、息つく暇もないからでしたが、今年は突然、決めました!釜山国際映画祭(BIFF)参加!

まだまだ、先週終了したばかりの第34回PFFの数々の反省に悶え苦しむ毎日ですが、「作品の出品はしているのに、その映画祭を知らない・・・」という後ろめたさを払底したかったのもひとつの理由。
この2年でまた大きく変化したと聞くBIFFを改めて体験し、今後招待される監督に伝えたいと同時に、冷静になってPFFの役割を更に考えてみたいと思いました。

とにかくどんどん大きくなっているBIFF。海外映画祭からの参加者もうなぎ上りで、「釜山でミーティングするのも、ベルリンでミーティングするのも、同じだったりして・・・」という気もしたり。
更に、300作品を超える上映ラインナップも、ますます映画祭らしい充実ぶり。
もし、10日間の会期を「全部映画を観ることに使う」と決め、組んだ予定どおりにチケットがうまくとれれば(←結構とれない記憶がある)、そして、英語字幕で見続ける体力があれば(私は一日3本がベストで4本だとかなり集中力が落ちるので、間に日本語の映画を入れてみたりします)、「日本の映画祭でみなくても、ここで網羅できるね」、という部分があります。
*あ、勿論、英語だけでなく、韓国語字幕も外国作品にはついてます。

しかし、釜山のラインナップって、かなり渋いんですよ。
なのに、この、「お祭り」感の演出のうまさはどうだ!

「ボランティアの応募者5792人から精選された788名に決定!」
「開幕式のチケット、発売1分34秒で売り切れ!閉幕式も、3分31秒で売り切れ!」

このニュース、久しぶりに行く釜山ですから、ちょっとアクセスしてみたPUSAN NAVIにバーンと出てました。台湾の旅では頼りっぱなしのTAIWAN NAVI。釜山もNAVIはきっと強い味方だと想像して初アクセスしましたら、上記のようなBIFFの話題が山盛りでした。

お伝えし忘れましたが、本年の釜山には、『くじらのまち』がニューカレンツコンペティションに招待されています。5,6,10日と上映があり、13日が表彰式です。
私は、鶴岡監督と10日の上映に参加し、何年ぶりか忘れたほど昔に体験した表彰式に参加してきます。
1週間前まで、BIFF参加を全く考えていなかったので、審査員に、タル・ベーラと河瀬直美の東西独自の美学監督がいることも知ったばかり。「これは結果の予想がつかないなあ・・・」と、ひとり呟いております。

コンペの全ラインナップを、鶴岡監督には「今、世界の映画人が何をどう描くのか」是非網羅して感じてもらいたいなあと思いながら、同時に、初めての海外映画祭体験では、映画をみるだけではなく、人との交流や街の探索もしてほしい気持ちも。
自分自身は、色々観たい作品に目移りしているのですが、「この際、日本でみることのできる作品は、はずすか?」という割り切りも・・・と言いながら、日本の映画祭にもあまり参加できなかったりするのですが・・・行きたかったな、京都映画祭・・・

現地では、PCのアクセスさえうまくいけば、通常の仕事もすすめられますので、仕事と映画と交流と、の濃い毎日。これで、毎夜のパーティーに出る人たちは、寝る時間はどこに?と、映画祭の人々の体力にめまいがするのでした。
それが、「祭り」ゆえの高揚感ですね。

さて、今月のPFF事務局は、12/22~24開催の「PFFin神戸」と来年3月開催の所沢「ミューズシネマセレクション 世界が注目する日本映画たち」のチラシを作成し、開催告知に入ります。
また、TSUTAYA渋谷店ブースの新展開が10/25からです。
同時に、TIFFやFILMEX時期に来日する海外の映画祭ディレクターやプログラマーに、作品の紹介を行います。

釜山では、このブログを書く時間がもっとあることを期待して(この時期なのでホテルがとれず、会場から不便な安宿でPC環境不明なのです・・・)さまざまなお話が出来ればと思っています。


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