本年「PFFアワード2013」には、511作品の応募をいただきました。4か月の審査期間を経て厳選された16作品から、あなたのための1作品に遭遇してください。21世紀の自主映画、驚くほどのエンターテインメントです。
「PFFアワード」についての詳細は、「PFFアワードについて」をご覧ください。
PFFアワード2013 審査員特別賞受賞作品
得体の知れない人や出来事を受けとめる中年男に幸あれ
[2013年/99分/カラー]
監督・脚本・編集:池田 暁/撮影:長田水紀/音楽:沼田浩司/美術:山内まも留
出演:友松 栄、加藤和俊、原 由香里、高橋敏之、安 亜希子、芝 博文、ワニ完才、小野 修
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手作業でクリップを生産する工場、見たことも聞いたこともない飲食物、いつかもわからない時代設定。独特の世界観で、希望も無い日々を淡々と生きる人々に起きる些細な出来事を描いた、少しダークなファンタジー。
◎バンクーバー国際映画祭(カナダ) グランプリ受賞、ロッテルダム国際映画祭(オランダ) グランプリ受賞、釜山国際映画祭(韓国)出品作品
1976年生まれ。東京都出身。文教大学文学部英米語英米文学部卒業。
日本の昔話、例えば「鶴の恩返し」みたいなことをやりたいというのが出発点でした。結果的に「恩返し」の部分は曖昧になってしまいましたが。出てくる方言はまったくの創作で、脚本には標準語で書いたセリフから、俳優たちと少しずつ作っていきました。シーンごとに数日間のリハーサルをして、撮影。工場長役の加藤和俊、鈴子役の原由香里、江戸役のワニ完才、幹男役の高橋敏之は『青い猿』に引き続きの出演。
【繰り返し観ている作品】『明日に向かって撃て!』(69年)/【最近観て面白かった作品】『めし』(51年)
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