およそ半世紀に渡り最も刺激的なインディペンデント監督であり続ける若松孝二。
“怖い”というイメージがひとり歩きしているけれど、それは大きな間違いです。ただ、やりたいことが明確なだけ。
是非この機会に楽しい初体験を!
協力:若松プロダクション
■ 若松孝二 わかまつ・こうじ
1936年宮城県生まれ。高校を中退し上京後様々な仕事に従事。テレビや映画の優秀な制作、助監督として活躍した後、ピンク映画の監督を機に20代で自らの制作会社「若松プロダクション」を設立。100本を超える、ピンク映画というジャンルを使っての冒険的で実験的で、革命への情熱に溢れ、そして時代の空気に敏感な映画群が各界の注目を集める。同時に、集まってきた才能たちを次々と抜擢し、脚本家、監督としてのチャンスをつくった。1963年ピンク映画『壁の中の秘事』がベルリン国際映画祭のコンペティションに選ばれ「国辱映画」と糾弾されたときから海外でも名前が広まり、『愛のコリーダ』('76年 大島 渚監督)プロデュースにより、更に高名となる。80年代以降は一般映画を監督。21世紀に入ってからは、戦争や歴史をこれからの世代に伝える使命を感じると語り、『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』('08年)『キャタピラー』('10年)と骨太な自主映画を発表する。

69分/35mm/1968年/白黒(パートカラー)
出演:門 麻実、吉沢 健、伊地知幸子、津崎公平、ジャックス
資産家の妾の姉は、妹と共に人工授精を受け財産を狙う。しかし妹は新聞配達の少年を愛していた。ジャックスがフーテン役を嬉々として演じる。

- 7月16日(金)14:45~

78分/35mm/1967年/白黒(パートカラー) ※未ソフト化。16mmフィルムにて上映。
出演:山谷初男、新久美子、水城リカ、山崎敏子、小水一男、沖島 勲
恐妻家のサラリーマンが、呑みすぎて帰宅しそびれたことから放浪の旅に出る。当時話題となった今村昌平『人間蒸発』のパロディか?

- 7月16日(金)16:45~

64分/35mm/1980年/カラー ※未ソフト化。16mmフィルムにて上映。
出演:島 明美、水紀ゆき子、下元史朗、宮田 論
第二次世界大戦中の日本を舞台にある女性の四季を追う、という、最新作『キャタピラー』に通じる作品。タイトルから想像する怖さはない。

- 7月20日(火)14:45~

80分/35mm/1966年/白黒 ※未ソフト化
出演:大塚和彦、若原珠美、笠間雪男、一の瀬弓子、山吹ゆかり
寺山修司が絶賛したことで知られる自伝的青春劇。受験を控えた男子高校生が様々な社会的不正に憤り、全ての大人への復讐を決意する。

- 7月20日(火)16:30~

71分(73分)/35mm/1964年/白黒 ※ニュープリント。未ソフト化。
出演:寺島幹夫、扇町京子、公 敦子、手島昭彦
初期の話題作。ドライブに出かけた夫婦と子供を次々と襲う苦難。彼等はそれを乗り切れるのか?本企画のためにニュープリントを作成。

- 7月24日(土)11:30~

68分/35mm/1975年/カラー ※ニュープリント。未ソフト化。
出演:中島 葵、石川貴史、野上正義
新宿で耳にした少女の唄にインスパイアされて生まれたというある売春婦の物語をニュープリントで上映。主演の中島葵は名優、森 雅之の娘。
※公開時のタイトルは、『売春婦マリア』。

- 7月24日(土)13:30~
若松監督の指名した映画監督たちが若松映画のMy Best Oneを選び、その創作の源泉を追及する特別プログラム

70分/35mm/1970年/白黒(パートカラー)
出演:秋山未知汚(道男)、笹原茂朱、小水一男、香取 環
指名手配された活動家たちを匿う工員の青年。ノンポリを装う青年の外出した夜に必ず起こるテロに気付きはじめた彼等は…。
![]()

- 7月20日(火)18:45~

106分/35mm/1992年/カラー
出演 原田芳雄、藤谷美和子、久我陽子、筧 利夫、山谷初男
つかこうへいのヒット戯曲を映画化。旅回りの劇団を舞台に、多情な妻に翻弄される座長の宗介を原田芳雄が見事に演じる。
![]()

- 7月23日(金)18:45~

72分/35mm/1966年/白黒
出演:志摩みはる、山谷初男
若松映画人気ベスト3常連の実験作。がらんとしたアパートの一室と、ベッドと、一組の男女だけで構成されながら爆発するイメージ!
![]()

- 7月25日(日)17:30~

